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2003年06月 アーカイブ

2003年06月02日

第018号 「FAXとメルマガ その2」

前回FAX番号は何とか調べたものの、2000件もの発信が事実上不可能だった事まで、述べました・・・
事の前後を何も考えずに、猪年生まれ、文字通り猪突猛進型の自分の馬鹿さ加減に、心底落ち込んだ・・・
意気消沈。いきしょうちん。イキショウチン。IKISYOUTIN・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

失意のどん底中、ふと経済新聞の「NTT Fネットサービス開始」の記事に目が止まった。何とNTTが、正に我々がやろうと準備してきた、FAXの大量発信の代行事業を開始すると言うのである。

      オー神様―――――――アリガトウゴザイマス!!!!!!!

ヤット「ユーポイント」は試行錯誤の末、奇跡的に無事発信!!・・・
本当は、全然無事じゃなかった!・・・返事は苦情の山。
「カミダイカエセ-・・・」
「コンナモンオクルナー」
「カッテニFAXツカウナー」・・・
紙代を切手でお返ししたり、謝罪に出向いたり、クレーム処理の連続でした。

何をやっても一つ前に行く度に、問題発生!難問発生!!
その繰り返しでした・・・しかし最近は「万事、悪しきが普通」と開き直ってます。

念願の「自前のネットワークを持つ」という目標は達成できました。
正直言ってそれがどれほど、受注に繋がったかは不明です。
しかし我々が入手した情報を業界へリアルタイムで提供出来るようになった事と、営業先各地で先ず、「イツモFAXアリガトウ!」と声を掛けて頂ける様になりました。

そんな「FAXの苦闘」の11年を振り返ると、近年、特にADSL以降のIT・HP・メルマガの、時代の変化・技術の進歩の速さに、新時代の幕開けを感じます。
FAXは段々単価が下がってきたと言っても、未だ1件100円弱掛かります。

それに比べITは、送信無料、大情報量、おまけにカラーもOK  ・・・FAX時代を考えると、夢のようです ・・・FAXでの情報発信の終わりを感じます。

当社も、従来どおりのFAXにメルマガやHPを絡ませながら、時代に合わせ、進化したシステムで情報を発信し続けたいと思います。
まだまだ未熟で試行錯誤を繰り返して行くと思いますが、何かの形で業界に寄与するシステムに育てていきたいと思っています。

よろしくご指導お願いいたします。

2003年06月09日

第019号 「エンターテイメント型居酒屋 1」

今回HP上でご紹介する店舗はパチンコ店ではなく、和風?居酒屋です。

当社にとっては始めての居酒屋です。発注会社は「セラヴィー・リゾート」さん。
セラヴィーさんは、「北の家族」買収で、一年程前新聞紙上を賑わし、一躍有名になり、ここ数年「倍イ倍イ ゲーム」の様に伸びている、名古屋期待の新進躍進企業です。

セラヴィーさんの展開する飲食店のコンセプトは「エンターテイメント型飲食店」。
吉留社長の今回当社へ発注時の、「要求テーマ」が面白い。

「安土桃山時代に、日本に始めてきた外人が、日本の絢爛豪華な文化に感動し、
国に帰って、友人の建築家に頼んで作らせた日本レストラン。
しかし頼まれた建築家は、当時日本に関する文献も全く無く、もっぱらその依頼主が目を輝かして語る、日本の思い出だけが頼り」と言う設定の、和風居酒屋を京都に作って欲しい、と言うのである・・・??
こんなにヤヤコシイ事考えつく、吉留社長の感性に感心。

こんなこと日本に住んでいる日本人デザインにできると思いますか?
・・・不可能デス! ・・・ナゼナラ、イクラ優秀デモ、外人ニハナレマセン

しかし当社は受注しました! ドウヤッテヤルンダッテ・・・簡単です。
当社には外人がいます。
「ジュゼッペ・コロニティー」  イタリア人。5年前ミラノ事務所を閉鎖する時、本人の希望で日本に連れて来たのです・・・日本人以上に日本人的で、日本を愛する天才建築家です。

したがって、今回のプロジェクトは、彼は自分の気持ちの赴くままにデザインすればイイのです。
出来上がりはCGで見て下さい。本物はCGよりもっとカッコイイです。
まさしく 「安土桃山文化のジャパネスク」。
照明器具も椅子も全て彼のオリジナルデザインです・・・素晴らしいでしょう。

場所は河原町三条の交差点の一筋南、すぐわかります。
是非ご覧になってください・・・
天才「ジュゼッペの世界」を楽しんでください。

<少し長くなりましたので、この続きは明日>

2003年06月11日

第020号 「エンターテイメント型居酒屋 2」

今回のプロジェクトから2つの事を学びました。
1つ目は「エンターテイメント型店舗」というコンセプト
2つ目は「外国人デザイナー」

20世紀の商業施設は、高級か大衆かの一元論で語られてきたと思います。
21世紀に入り成熟期・淘汰の時代を向かえ、そこに楽しさ・癒しといった別の価値観が加わってきた。

イウナレバX軸が楽しさ、Y軸が高級・大衆、の2次元的広がりを持ってきた。
(本当はZ軸に価格がはいった3次元だが・・・)
エンターテイメントとはこのX軸です。

パチンコ建築も近年コスト議論が盛んですが、これはY軸上の議論です。
いうなれば「金がかかった・かからなかった」の未だ20世紀です。
パチンコ建築も今後X軸的発想・・・<エンターテイメント性・非日常性・楽しさ感
・・・>の店舗が増えて行くと思います。
この度の飲食店の設計を機会に、このX軸の研究開発をして行きます。

もう1つの外人デザイナー。・・・あまりに身近にいたので、ウッカリしていた。
商業建築は他店との差別化が生命。
差別化は「外人デザイナー」がモットも有効!

当社はドンドン、イタリアンモード化にもチャレンジして行きます。
・元ミラノ事務所の社員でメッチャンコ美人の女性デザイナー「デリア」の採用
・ジュゼッペの、元の勤務先のデザイン会社との、業務提携
・ミラノ工科大学から学生の定期採用
・若手イタリアデザイナーを集めてのデザインコンペ
・45万/坪 ローコスト店舗のイタリアンモード化
・イタリアグルメツアーの企画

等計画は盛り沢山・・・乞うご期待!!!

なんと言う偶然!
昨日吉留社長から、「3万坪の敷地に、イタリア村を作りたいから、協力お願い したい!」との依頼を頂く。
詳しくは後日新聞に公表されると思うが、間違いなく名古屋の新名所になると思う。

2003年06月16日

第021号 「心 波動説」

職業や年齢のせいか、色んな人に出会う事が多い。
近年一番思い出深い人物の1人に、「南蔵院の住職林 覚乗」氏がいる。
懇意にしている県議の紹介で出会った。

氏の自己紹介の経歴書は、自分の当たった宝くじ・ナンバーズの日時・金額で埋め尽くされている!・・・
宝くじファンが多く訪れる寺としても有名で、TVで何度も登場しているので、
宝くじファンなら知っている人も多いと思う。

その「林 覚乗」氏の講演に県議の勧めで、寒い冬の夜、小学校の体育館で
3学区の父兄と共に聴いた・・・出席者は200-300名位いたと思う。

決して「立て板に水」と言うタイプの話し方でもなく、やや早口の普通の人です。
内容もありがたい悟りや・講和でもなく、住職の周りに合った出来事を、1話10分程度で淡々と話すだけの普通の講演・・・

始まって10分・・・困った事が起きた・・・涙ガ止マラナイノデス!

50才も過ぎてナマグサ坊主の話で、泣かされるとは思ってもいなかった。
必死で堪え様としたが無駄な抵抗だった・・・人目がなければ声を出して泣いていただろう・・・
周りを見た・・・300人ほどのお父さん・お母さんそして我々、100%全員がホロリじゃなくボロボロ・ボロボロと、号泣せんばかりに泣いている・・・

泣きながら「何故コンナニ泣ケルノカ?」考えた・・・考えながら泣いていた・・・

坊主は一度も涙は見せない・語り口も終始同じ。

あることに気が付いた。
話がクライマックスにさしかかる前に、毎回涙がで始めるのです・・・不思議な事です・・・話が何か解る前に泣け出すのです・・・理屈では解決できません

講演が済んで、県議も一緒に飲みに行った。
そこで坊主に質問した。
「あんなに泣けるのは、林さんあなたは涙こそ見せないが、激しく泣いている
あなたの心が、我々をあんなに泣かせたのではないか?」と
「・・・」
明確には答えて頂けなかったが、以来私は「心波動説」を信ずるようになった・・・

人を感動させるのは、言葉の字面ではなく、その背後の「心」だと・・・
「心が心に響く」と。

2003年06月23日

第022号 「フランチェスカ料理教室」

最近 新入社員の教育に取り組んでいく内に「フランチェスカ料理学校」の事を思い出した。ミラノに事務所があった頃、長女が通っていた料理教室である。
フランチェスカさんの自宅が教室で、娘は何時も楽しそうに通っていた。

しばらくは気にもしなかったが、下の娘が学校の休みに姉を訪問すると、「クミ、一緒に行こう」とずいぶん気楽に、妹を連れて行くのです。
「イイの?」と聞くと、「イイの!イイの!」と二人でルンルン気分で行く。
後で聞いてヤット理解した。

フランチェスカ料理教室は「先生が作るのを見ていて、先生の料理を頂く」のだそうです。皆で楽しくベチャ・ベチャおしゃべりをしながら、先生の作るフルコースを美味しく頂く・・・そう家庭レストランなんです。

娘が楽しそうに行くはずです。・・・ 私モ通エバヨカッタ・・・?
料理教室というと、ステンレスの立派な調理テーブルを前に、先生の講義を聴きながらレシピに従って、料理を作るのが料理教室と信じて疑わなかったので、驚きであった。

料理は味です。美味しい料理は舌が覚えます。
・・・フランチエスカさんは、「味」を教えているんです。

小さい頃、お母さんの美味しい料理を食べた娘さんが、結婚前にお母さんから改めて料理の作り方を教えてもらわなくても、美味しい料理が作れるのはココなんですね・・・

ハット思ったのは、意外にこれは料理だけのことではなく、設計を含め教育全般に通じる事だと。

建築もハウ・ツー教育は意外に簡単です。
図面・CAD・CGの操作位、時間掛ければすぐできるように成ります。
問題はそれからです。技術の取得だけでは建築家には成れません。
創ったものが如何に美しく、味わい深い建築になっていくのかが、問題なのです。

文化の継承とよく言われますが、それを支えているのは意外にこれに似た古い徒弟制度だと思います。
徒弟制度の本質は、親方・弟子のスキンシップです。

当社も、教育の真髄ここに在りと、「フランチェスカ」の様に、「社員に味を教えるのは社長の役目」と社員と膝交えながら、「建築のオイシサ」を楽しく教えようと思っています。

2003年06月30日

第023号 「1520-1040-1360-1520」

九州のX社長大変申し訳有りませんが、とてもいい材料なので使わせて頂きます。

賢い経営者なら、すぐお解りだと思う、機械台数です。正に今設計中の大型店舗の機械台数です。一万坪の敷地に何台の規模が適切かの議論です。

案は、当初1520台でスタート。敷地1万坪と言っても、開発用の緑地等があり、
実質は7000坪位です。この規模ですと、駐車場ビルを造らないと駐車場は足りません。
当然建設費は上がります。
1000台なら駐車場ビル作らなくてもOK。
大詰めに来て、機械台数・駐車台数・工事費をめぐって議論伯仲・・・

台数を多くしたい・・・駐車場ビルが必要になり事業費がかさむ・・・事業費抑えたい
・・・台数が少なくなる・・・売り上げが減る・・・台数増やしたい・・・事業費かさむ・・・
1520-1040-1360-1520-1040-1360-1520-・・・議論はエンドレス

大型店舗ですと、これに似た議論が必らず、と言っていいほど起きます
いつも決めては有りません・・・神のみぞ知る!

神に成れないのが一番ツライ。
神様の次は経験!

地域で誰も経験が無い規模・・・経験もあてに出来ない!!

経験の次は法則!!!
「新規の大型店舗が、古い小さい店舗に負けた事は無い」!
           ・・・しかし「例外の無い法則は無い」・・・これも当てにならない
・・・ドウシタライイ?!・・・“#$%&‘(訳ガワカラナイトイイウ意味のメール語?)

ショウガナイ、タムラが、「神」と「経験」と「法則」の代わりに無責任?ニ語ロウ!!

「一定マーケットがあれば、機械台数と駐車台数のバランス。あとは規模に相応しい広告宣伝と少々の勇気・度胸。」
一定マーケットとは、皆様が思うより小さい規模だと思います。

ドウゾ勇気と度胸を・・・

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