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2003年08月11日

第029号 「同意書」

最近 パチンコ店に限らず、やや規模の大きい建物を作る場合に、建築確認申請提出前に、地元の同意書を求められるケースが増えている。
都市部では、大半は確認申請一本で行けがちだが、郡部ではトテモ多い。

地域への影響が大きい建物を作るときに生じやすい、地元住民とのトラブルを事前に民・民間で話させて、行政が巻き込まれる事を防ごうとの、思惑からだとは、理解するが、現実は役所の思惑とは違う事に事業主は巻き込まれる・・・
地域エゴである。

一番問題を難しくしているのは、「印」である。
ほとんどのケース、地区の区長印が、必要とされる。
区長は公職なので、当然自分の判断では印が押せない・・・必然的に区民全体での、住民説明会へと進んで行く。

全体集会になると先ず「とりあえず、パチンコ建設反対!」になる。・・・
建築基準法は関係なくなる。
市の建築課へ行っても、「良く話し合ってください」一本やり。

そして果てしない、住民説明会。

最後は条件交渉・・・イロイロ出てくる・・・
公民館の建設協力・図書館への寄付・・・イロイロ名目は変わるガ・・・

下水の放流には、水利組合。直前の地主が負担金を払っていても、地主代わると又、開発の負担金。

これが日本の民主主義か?

そんなトテモ辛い事にナリガチな説明会で、最近とてもイイ経験をした。
説明会は、誰でも行きたくない!オーナーさんは業者・社員任せにして、出席しないことも多い。

今回の施主さんは立派だった。
畳敷きの公民科の中で開かれた集会。終始正座したまま、先頭にたっての説明。
決して立て板に水タイプではないが、熱心に誠意を持った挨拶が、区民の心を捉えたようだ。

それに続く、」顧問さんの挨拶も、その地区の由緒ある歴史を語り、最後に「皆様のお仲間に入れて下さい!」の締めくくりには、思わず拍手したいほどであった

その誠意ある挨拶を受けてか、住民さんも、「ここで意見を言い合うより、説明は十分解ったので、あとは区民で話し合って、意見をまとめ、企業側と区の役員で話合いをして行きましょう!」とのレベルの高い提案!

住民説明会で久しぶりに感じた、「民主主義」であった。
まだ結論を言うのは早いが、きっとこの話合いはいい結論になると思う。

ヤハリ、一番大事なことは、経営者の「心」だと感じた出来事でした。

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