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2003年10月 アーカイブ

2003年10月06日

第037号 「仙台泉大戦争勃発」

10月1日ダイエー仙台泉店1232台が、東北1番の規模でオープン!

ダイエーの社長より、今年2月頃
「たまには、ゴルフでもしながら、遊びに来ない?」とのお誘い・・・
久しぶりに、ゴルフで一日過し、会津若松の高級温泉ホテル「東鳳」で、芸者さんまで呼んでの、懐石料理の食事会・・・

「仙台泉で、生涯最高のスバラシイ敷地が手に入った。
地元仙台の大手パラディソのすぐ近く。パラディソは800台、よく入っている。
田村君の経験では、何台くらいがイイと思う?」

・・・まるで先週のレポートの、続きのような、質問

「社長、当然パラディソさんの規模以下は、あり得ないでしょう。本気で戦うなら、800の5割増し、1200台以上は必要です!」

「1200台?!」・・・ホンノ一瞬、金井社長の顔が?!と反応した。
長い付合いだから、心の中は解る。
「タムラは、1000台」と、金井社長は予想していたと思う・・・

ダイエーさんは昨年上里で、800台の経験はある。
1200台の重みと、やれるかもという、自信がホンノ一瞬の間に、金井社長の頭の中を駆け巡るのが、手に取るように解る・・・

しかし何事も無かったように、満面に笑みを浮かべながら、
「ナルホド、1200台か!!!・・・よしそれで行こう!
じゃー早速敷地を案内するから、すぐ設計に入ってくれ」・・・判断の早い人である。

核心の会話は、2-3分。
後は何事も無かったように芸者さんと、他愛無い話をして、食事会は、終わった・・・
金井社長は、私と、たったこれだけの会話をする為に、ゴルフ・食事・温泉をセットし・・・タムラも、名古屋から会津若松まで、片道5時間半を往復!

勿論、今のダイエーの力量・チャレンジ精神・勢い・マーケットのサイズ・ライバル店舗の規模・盛況度等を総合判断しての提案。

敷地は4号線から見ると、丘(山?)の上!
幹線道路に面しない、造成されたばかりの、砂漠のような敷地を見て、素晴らしいと思う経営者は、1000人中1人いるか?
・・・金井社長は、「生涯最高ノ立地!見エル!見エル!」と絶叫する!!

早速3月から設計に入り、8月末には竣工し、満を持しての、本日10月1日オープン・・・話があって7ヶ月!

稀に見るほどの、スバラシイ、オープンだった・・・中通路が満員電車状態!
・・・金井社長ハ、天才カ?

今回の敷地のスグ横、距離にして約100メートルで、マルハン1000台?が着工!
マルハンから、パラディソまでは、直線距離で200M程・・・スグ下に見える!
信号2つ北には、ダイナムも来ている。
パラディソのすぐ南の既存店舗をタイガーさんが、購入したと言う。
さらに、地元のオメガさんも大規模店舗で進出予定?

今年末から、来春までには、半径1KMほどの中に、5000台前後のパチンコ地帯が、仙台泉に突然出現!・・・大戦争勃発!!

勝ち組み同士が、巨大店舗での、熾烈な戦いの幕開け!
野武士の時代から、戦国武将の時代への、次世代モードへ移行か?

愛知県の小牧インターの近くでも、同じように地元コロナ・ZENTとマルハンが、半径数KM内で、超1000台の戦いが始まった・・・

この激戦地帯から、さほど遠くない経営者に
「社長よかったですね、すぐ近くにあんな大きな店舗が来なくて、」と聞くと
「タムラ君、戦いに参加できる企業は幸せだ!・・・ワシラその戦いの中に入って行けんのが、ツライ!
・・・イクラ玉出シテモ、客ガ帰ッテコン!」と、嘆く。

しかし、ある経営者は
「先生、心配要らない!
最初は物珍しさに、遠くの大きい店に行っても、最後は近い店に客は帰って行く!」
と語る。

さあ、あなたは、ドッチが正しいと思いますか??

経過を大事に見ていこう!!

2003年10月14日

第038号 「会員番号1番 」

10月10日、岡山で地元島本商事さんの、「THE  TIGER 久米店」の竣工パーティーに出席。

10時より関係者だけで、厳かに神事を行い、工事の無事をお礼し、商売の繁盛をお祈り。
続いて工事関係者・パチンコ関連業界の方々・金融機関さらに地元のパチンコ関係者も、多く集まり盛大なパーティーが店内で行われた。

パーティーに先立ち、大勢の方々の前で、表彰を受け感謝状・金一封まで頂き、設計者にとっては、一番晴れやかな日です・・・仕事冥利日!
・・・本当は、頑張ったジュゼッペに、受け取らせたかった。

パーティーは、地元の一流レストランのシェフ・美人コンパニオンまで招いての、華やかなパーティーでした。

タイガーさんとは、知り合って、もうかれこれ4年位になる。
社長さんは、若い美人女性!・・・非常に勉強熱心で、方々を一緒に見て周り、女性らしい細やかなセンスで、社員とも楽しい議論を重ね、今回とてもイイ建物が出来上がりました。

キット女性ファンで埋め尽くされそうなほど、センスも品もある素晴らしい建物になりました。

消費の中心が女性に移り、女性ファンの獲得が、企業生き残りの鍵を握る時代に、
パチンコも、女性経営者時代の到来を予感させます。

・・・・・・

社長が若い女性である事は、長い間あまり気に止めてなかった・・・

パーティーも、ほぼ終わりに近づき、帰る準備で、WCへ・・・
WCの前の壁は、縦ストライプ状に凹凸をつけ、凸部は白く、凹部は黒く塗装し、凹部一箇所に一枚づつ往年の映画スターの写真が額入りで、計6-7枚飾られている。
ジェームディーン・オードリ-ヘップバーン etc

フト目をやると、その中の一枚に、見覚えのない「写真」がある・・・どう見ても、スターには見えない、写真も素人のスナップ写真。被写体は若い男性

帰りの挨拶をしながら、専務さんに「あの写真は?」と聞くと、

「社長は女・女・男・女の、4人兄弟の末っ子で、お兄さんがいました。」
「亡くなられたお兄さんの、写真です。」
「お兄さんの、会員番号は1番です。」

・・・瞬間 タムラ 涙

店内に飾られた、一枚の写真に込められた、若くして他界した兄(弟)への妹姉の思いが、タムラの心に波動
・・・さりげなさが、余計に胸を打つ

こうして書きながら、また涙・・・涙腺が弱くなったのか・・・年か?

2003年10月20日

第039号 「プロセスプランニング」

先日、ダイエー西那須野店(茨城県)の増築工事の地鎮祭に出席。
竣工後6年になるが、当時建築コストを掛けた、だけあって、増築工事をするのが勿体無い気がするほど「ヤレ」が無く、イイ店舗だ。

当時ダイナム旋風が東北・北関東に吹き荒れ、この地にも進出したばかりで、快進撃中だった。
その絶好調のダイナムに、「ダイナム、ナンボのモンジャ?」とばかりに、ダイエーは、この西那須野店と黒磯店の2店舗で、「ダイナムを挟み撃ち!」と敢然と真っ向勝負に出たのであった。

当時ダイナムの、1人勝ち状態の東北地方で、立ち向った企業は、唯一ダイエーだけだった!

あの熱い戦いが、東北地方および全国の、ダイナムの影に怯える、多くの企業に大きな勇気を与えた。

西那須野店はそんな歴史を持った優良店舗!
戦いから6年・・・今回の増築で、戦いに終止符が打たれる!!

こうして西那須野店を例に出すまでも無く、完成後10年以内に増改築が無い店舗は無いと言えるほど、パチンコには増改築が日常化し出した。
・・・いや10年間何もしない店舗は、存続し得ない程の状況になってきた。

当初の設計段階で、これでもう完璧!これ以上の状況変化は、あり得ない!!
と思って設計しても、やはり、状況の変化はやって来る・・・戦うマーケットの宿命か?

よく似た分野の設計に、病院建築がある
必ず患者数の増加による、ベッドの増床、医療技術の発達に伴う最新機械の導入による増築・・・
果てしなくタコ足状に増築・増築が繰り返され、迷路のようになって行く病院が多い。

病院建築に携わっていた頃、そういったことの反省から、最初の設計段階から増築を前提とする、プランニングをした事を思い出した
・・・プロセスプランニング

将来の状況を予測しながら、各機能をフリーエンド・建物の端部を完結型にせず、増築を前提とした状況にしておこうという考え方である

そのコンセプトを、パチンコ店も取り入れなければ、いけないことを、最近痛感しだした。
増築できない店舗は、競争に取り残される・・・

別段難しい事ではない。最初からその配慮をするか、しないかである。
今後全ての物件に、増築予想プランを提示する事にしよう。

同じ事が外観にも言える
バブル期に、「立派に創れば客が入る!」とばかりに、内外装に高価な本石・鏡面ステンレス・ステンドガラス・シャンデリアをフンダンに使い、これ以上何があるかのごとくの店舗が日本中に続出した。

あれから10年、最近営業に訪れると、多くが、改装が出来ずに困っている
・・・立派過ぎて、触り様がないのである

競争の原理に、絶対性は無い!!
どんなに立派に創った店舗も、イクラ耐久性があっても、戦術的に、外観も変化させ続けなければ、ならなくなってきている・・・

設計の当初から、何年おきにドウ外観を安価にイメージチェンジするかを考えて外装材料を検討しておけば、効率の良い営業戦略が展開できる

これも今後、設計段階で、提案していこう!


今、私の最大の関心事は、ダイナムさん
どんなに戦況が変ろうと、あくまで増築も、改装もせず、戦い抜けるのか?

競争の原理が、はたらかないビジネスは無い!
競争の中に、絶対性が存在しえるのか
・・・とても興味がある

2003年10月27日

第040号 「女性は天才」

当社の大きな特徴は、設計会社には珍しく、女性が主体のインテリアチームがあることです。
最初から有った訳ではありません。

10年程前から求人会社を使って、定期採用をしだした。
しかし予期せぬ事が発生した・・・成績上位者が女性で占められ始め、しかも年々その比率が上がってきて、最近は公平な試験で男女の比率を半々に維持する事が困難に成ってきた。

私が学生の頃は、建築学科には女子は1割程しかいなく、設計会社イコール男性の職場と言うイメージだったのです。

しかし時代の変化か、男女雇用機会均等法の為か、求人広告に男女の区別がうたえず、女性には辛い職業と思いつつも、女性に採用試験のチャンスを与えない訳には行かなくなってきた。

試験である以上、公平であらねばならない!
ソンナ経緯で女性が増えだした。

ヤハリ困った事が起き出した・・・設計会社の長時間労働に、非力な女性がついていけないのです。
設計は当然プロジェクト毎にチームを組んで行なう。
非力な女性が、男性に負けじと、頑張りすぎ、結果息切れして、最悪会社を去ってしまう現象が起き出したのである。

これには困った・・・
逆に考えた・・・男女同じチームにするからイケナイ!

そんな反省から、女性を救済する為のセクションを作ろうと考えたのです。
女は弱い、男は強い・・・これが真理です。男女平等は不平等だと思ったのです。

まず女性に無理をせず、出来る事から始めさせ、テリトリーをダンダンに広げる格好で、建築全体をマスターしていけばいいと思ったのです。

それがインテリアチームの発足の理由です。
分業化して効率を上げるなんて、高尚な発想では有りません。

建築とは内外装が統一されて創るべきものと言う建築的に正しい発想からは、内外装を分けてデザインなんて、当時とんでもない事だったと思います。

「インテリアチーム発足!」と言っても、誰もインテリアデザインの経験者はいない。
求人誌で募集をしてみた・・・
来ルハ来ルハ・・・なんともならないほど多くの女性が集まりました。
女はスゴイ・・・経験者募集で出したのに、殆んど全員が素人「私、ヤッテミタインデス!」ばっかり。おまけに全員が非建築系・・・女はたくましい!!

何故こんなに、経験者がいないか募集してみて判った!そもそもインテリアデザイナーなんて職業は日本には存在しなかったのです。
インテリアコーディネーターと称する、訳の判らない資格はあっても、インテリアデザインを職業として経験している女性は殆んどいなかったのです。

もう1つ一番大きい原因は、殆んどのジャンルで女性は男性の手元・お手伝い・アシスタントなんです・・・タムラが燃える原因にもなった
・・・女性をそんな風に使ってきた建築界・社会への挑戦!・・・女ヨがんばれ、タムラは支援する!!と

未経験者の素人は社内にも沢山いるので、こんな場合誰も採用しないのが普通でしょうが、
普通じゃないのが、タムラ!

建築の未経験者を集めて、インテリアをやらせようなんて、常人の発想では有りません・・・でも私は閃いたのです!!

建築的先入観に染まりすぎていない、ファッション感覚に敏感な女性なら何かが出来ると・・・
そんな、非常識な発想から「時代が匂う、カワイイ子順」と言う非常識な採用をした。

今思い出しても自分の考えは恐ろしい気がします。・・・カワイイ子ヲ採用シタカッタダケ・・・?

結果どうなったかって・・・

私の建築人生はなんだったんだ・・・と落ち込むほど、彼女らはアットいう間に成長し、ドウあがいても勝てない世界に行ってしまいました・・・全員が!!
そして私は、建築的に多くのことを彼女らから学んだ!

以来建築系も含めて、多くの女性がインテリアに入社し、素晴らしい作品を数多く、生み出した。

私は確信しました。

女性は全員天才です!!

ジャンルは無関係です!
貴社で、成果が上がらないセクションがあったら、男女を逆転させる事をお勧めします。

利益の出ていないパチンコ店経営の皆様、次期社長に娘の起用・店長に女性の起用を真剣に考えてみてください、少なくとも何かは変りだします。

そして私は行き詰まった日本を、世界を、地球を救うのは、女性であると信じています。
少なくとも女性はバカな戦争はしないし、訳の判らない支援金なぞ出さないと思います。

ガンバレ女性!
日本を救え!!
タムラは全面的に応援します!!!

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