第039号 「プロセスプランニング」
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先日、ダイエー西那須野店(茨城県)の増築工事の地鎮祭に出席。 竣工後6年になるが、当時建築コストを掛けた、だけあって、増築工事をするのが勿体無い気がするほど「ヤレ」が無く、イイ店舗だ。 当時ダイナム旋風が東北・北関東に吹き荒れ、この地にも進出したばかりで、快進撃中だった。 その絶好調のダイナムに、「ダイナム、ナンボのモンジャ?」とばかりに、ダイエーは、この西那須野店と黒磯店の2店舗で、「ダイナムを挟み撃ち!」と敢然と真っ向勝負に出たのであった。 当時ダイナムの、1人勝ち状態の東北地方で、立ち向った企業は、唯一ダイエーだけだった! あの熱い戦いが、東北地方および全国の、ダイナムの影に怯える、多くの企業に大きな勇気を与えた。 西那須野店はそんな歴史を持った優良店舗! 戦いから6年・・・今回の増築で、戦いに終止符が打たれる!! こうして西那須野店を例に出すまでも無く、完成後10年以内に増改築が無い店舗は無いと言えるほど、パチンコには増改築が日常化し出した。 ・・・いや10年間何もしない店舗は、存続し得ない程の状況になってきた。 当初の設計段階で、これでもう完璧!これ以上の状況変化は、あり得ない!! と思って設計しても、やはり、状況の変化はやって来る・・・戦うマーケットの宿命か? よく似た分野の設計に、病院建築がある 必ず患者数の増加による、ベッドの増床、医療技術の発達に伴う最新機械の導入による増築・・・ 果てしなくタコ足状に増築・増築が繰り返され、迷路のようになって行く病院が多い。 病院建築に携わっていた頃、そういったことの反省から、最初の設計段階から増築を前提とする、プランニングをした事を思い出した ・・・プロセスプランニング 将来の状況を予測しながら、各機能をフリーエンド・建物の端部を完結型にせず、増築を前提とした状況にしておこうという考え方である そのコンセプトを、パチンコ店も取り入れなければ、いけないことを、最近痛感しだした。 増築できない店舗は、競争に取り残される・・・ 別段難しい事ではない。最初からその配慮をするか、しないかである。 今後全ての物件に、増築予想プランを提示する事にしよう。 同じ事が外観にも言える バブル期に、「立派に創れば客が入る!」とばかりに、内外装に高価な本石・鏡面ステンレス・ステンドガラス・シャンデリアをフンダンに使い、これ以上何があるかのごとくの店舗が日本中に続出した。 あれから10年、最近営業に訪れると、多くが、改装が出来ずに困っている ・・・立派過ぎて、触り様がないのである 競争の原理に、絶対性は無い!! どんなに立派に創った店舗も、イクラ耐久性があっても、戦術的に、外観も変化させ続けなければ、ならなくなってきている・・・ 設計の当初から、何年おきにドウ外観を安価にイメージチェンジするかを考えて外装材料を検討しておけば、効率の良い営業戦略が展開できる これも今後、設計段階で、提案していこう! 今、私の最大の関心事は、ダイナムさん どんなに戦況が変ろうと、あくまで増築も、改装もせず、戦い抜けるのか? 競争の原理が、はたらかないビジネスは無い! 競争の中に、絶対性が存在しえるのか ・・・とても興味がある |