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2004年02月 アーカイブ

2004年02月03日

第053号 「進化論」

先日、各地の経営者さんと合流し福岡へ、当社設計の西日本最大規模を誇るP-ZONE筑紫野店をご案内しながら、福岡を中心に最近の繁盛大型店を2日間で20件ほども見て回わりました。

いずれも繁盛店だけあって、お店の作りも、プロの私が見てもナカナカの見ごたえがあり、素晴らしいものが多く、大いに勉強になり、久しぶりに闘争本能をかき立てられました。
1000台クラスになってくると、単なるパチンコ店を超えて、エンターテイメント型に近づき、空間的にも「より楽しく」、という方へ進化しだしたと思います。

しかし何より楽しかったのは、車中の会話でした。
大人が4人丸2日間約20も同じ物件を見て、それぞれの観点から語り合う事はとても貴重で、お互いが刺激し合え、何かしら元気が沸いてくる2日間でした。

いずれの方も私より若い方々ばかりだが、さすがに、この厳しい業界を生き抜いてきただけの事はあり、それぞれの語り口に、感性・価値観・パワーを感じ心底勉強させていただいた、楽しい2日間でした。

知り合って長い人ばかりで、若い経営者が時間と共に、確実に進歩・進化している成長が感じられ、余計に嬉しい事でした。

世間では派手で、店さえ作れば誰でも流行って、お金持ちになれると勘違いされている業種だが、実際は生き残りに、毎日必死の知恵と勇気と行動を繰り返さざるを得ない業種の厳しさが、若い経営者をこれほど進化・成長させている事に、本心感動!

昔ある銀行の支店長さんが、「イスが人を作る」と言っていた言葉を思い出す。
少し役不足かと思っても、ポストに抜擢すると、責任感から成長が早まり、知らない間に肩書きにふさわしい人間に成長して行くという意味だと思う。

進化と言う言葉が出たので、学生の頃に読んだ、岡本太郎の本を思い出した。
昔の本なので本の名前も内容も詳しくは覚えてないが、
「サルが進化して人間になったのでは無くて、サルの脱落者が人間になった!」
と言う説だった。

「大昔、氷河期が来た時、世界中の動物達は一斉に暖かい土地を求めて、大移動を開始。サルも例外ではなく、能力にたけたサル達は、木から木へ見事に移動を開始した。
しかしその中で、運動能力の低いサル・怠け者のサル・落ちこぼれのサルは移動に疲れ、地上に降り氷河期の寒さから逃れる為に、洞穴・洞窟に入り火を覚え、やがて人間に進化して行った。」
「人間は、サルの落ちこぼれ!」
とダーウィン先生が聞いたら、石でもぶつけられそうな話。

更に「動物園に行くとサルが一番人気があり、人がサルを見るのは、潜在意識の中では、自分より優秀であった先祖のサルへの尊敬の念」とも語る・・・人間はサルに劣等感があるそうです
・・・だから実際は人間がサルを見ているのではなく、サルが「君たちは、毎日大変だね」とでも思いながら、人間を見ているのかも知れません。

パチンコ業でも、今回同行したような優秀な経営者さん達は、次から次へ店舗展開し、この厳しい環境に適合し見事な経営者・大企業に正常進化して行くでしょう。

しかし戦いに疲れた、経営者さん!
決して悲観することなく、地上に降りたサルが人間に成った様に、違った在りよう・
生き方を探して生き続けましょう
・・・サルが人間に成る日を信じて!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なんだかまとまりが無い話でスイマセン
配信が一日遅れたことを、お詫びいたします・・

2004年02月09日

第054号 「県民色」

デザインをしていて一番悩むのは、色です
どんな美形に作ろうと、最後の色彩を間違えると、途端につまらない建物になってしまうのは、女性のお化粧と同じです。
少々不美人でも、化粧次第で何とかなります・・・俺ハソレデ失敗シタッテ?

パチンコ店経営者はともすると、お金儲けへの焦りか?お客様が入るにはまず目立つ事だと、極彩色にするお店もありますが、あれは間違いだと思います。
自己主張だけの店舗は飽きられるのも早いからです。

色は単に目立てば良いのではなく、一番大事な事は、好かれる色を選ぶ事です。
商業建築としての自己主張は大事な事ですが、それ以前に好かれる建築・好かれる色を見つけることが最優先です。

カッコイイは勿論、好かれる色と言っても地味に成ってもいけない。目立つが、気が利いた配色で嫌味がなく、品があり、地域に溶け込んでいる。
・・・言うのは簡単でナカナカ難しい事です

日本の建築教育で一番遅れているのはこの色彩です。色彩学はあっても、所詮学問止まり・・・マンセルや三原色や補色だけでは前へ行けません
色を好みや、情緒・感性で語れる人がいないのです。
それは車や家電品等の商品開発を見ても、分かるように好かれる色の難しさは、
ビジネスの永遠の課題でしょうが・・・

当社、社員教育の一環で外部講師を呼んで時々講習会をしますが、ソンナ理由から講習は、もっぱら色彩の講習になる

数年前の色彩講習で、興味深い 講義を聴いた

それぞれの地域・地域に住民の好む「県民カラー」があると言う。それは紫外線の波長が緯度により異なる事が原因らしい・・・

例えば仙台というと、ヒット曲「青葉城恋歌」を思い出しますが、仙台地方の県民色は、やはり若草グリーンなんです・・・歌がヒットした理由も分かる気がします。

それで当社は山形で設計した大成商事さんのXO寒河江店は、グリーンを主体にしたのです・・・仙台と山形は同じ緯度に位置するからです。

もう1つの例、新潟県の県民色は、グレーがかったブルーです。
新潟の大手IB企画さんの、当社が手がけた、NO1万代橋店・NO1三条店・NO1豊栄店いずれもこの色を使用してみました。

名古屋の明るい空気の中では、本当に、こんなにくすんだ青色で良いのだろうかと躊躇もしたが、建って見ると、新潟の冬の曇天の空の色に負けず、見事に自己主張しながら調和しています。
当社のHPにも載っていますから、ソンナ観点から、再見してみて下さい

モウ1つ言うと、北海道の県民色は、ラベンダー色だそうです・・・その地に咲く花で最も市民に愛されている花の色が、波長から学問的に分析された好みの色と合致するのは、ヤハリと言う気もします。

日本列島は大井川を境に右(北)が寒色地域・左(南)が暖色地域に分かれるそうです。
暖色・寒色は、色自体の事ではなく、同じ色でも暖色とは、やや黄色味を帯びた色、寒色はやや青味を帯びた色です。
単に赤・オレンジ・黄色等が暖色で、青・紺・緑等が寒色ではないので、お間違えなき様に・・・

原則的には寒色地域では、寒色同士の配色。暖色地域では暖色同士の組み合わせが好まれます・・・これは建築だけではなくファッションも同じです。

更に人間も、寒色系人間と暖色系人間に分かれる。
それは生まれた地域や、肌の色ではなく血液型に近く生まれつきのものです。
各自オシャレをする時、自分が寒色系か暖色系かを分かっていると、よりシックリ来るオシャレが出切る。

・・・どうやって区別するのかって?
特別にお教えしよう
・・・髪の色です。
白髪がベージュ系になる人は、暖色系人間
白髪がシルバー系になる人は、寒色系人間
しかしコレハ心が冷たいとか、暖かいとか、「冷え性」も全く無関係ですからクレグレモ誤解ないように!

サアこれであなたは、明日からもっと素敵なオシャレ人間に生まれ変われます!
ガンバッテ下さい!!

2004年02月16日

第055号 「真理は2つ」

設計・デザインしていて、施主さんにあまり言わない、一番深い悩みは、与えられた設計条件に対して
このプランが本当に最上だろうか?
他にもっといい案があるのでは?
と言う自問自答です。

私は高校の頃、高専(工業高等専門学校)という受験用の高校教育からは、やや外れる教育制度の中で教育を受けた。

高校受験前の「肝試し」のつもりが、思いがけず何十倍もの倍率の試験に受かってしまい、「学校ノ名誉ダ」なんて校長先生にも言われて、ツイ入ってしまったのですが、
建築の専門教育と一般教育の5年制の一貫教育で、それはソレデ結構楽しい学生生活でした。
私は一般の教育制度の人より5年も早く、多感な15才から建築に慣れ親しんだ事が、今思うと、とてもラッキーだったと思っている。

一般教育も、新しい教育制度でかつ第一回生だったせいか、文部省の定める「枠」も無かったようで、どの先生も若く意気に燃え、楽しそうに授業をやって頂いた。
中でも数学の授業時間が大変多く、受験数学ではないので、先生も張り切って、今思うとトンデモナイ高度な教育を受けていた気がする。

・・・建築の夢に目覚めて、高専を中退して大学を目指した訳ですが、浪人中に模擬試験の問題を、高校教育ではやってない微分方程式で解いて、物議を醸し出した事もあった。
・・・「答エハ合ッテイルガ、試験デハ誤リデス」と言われましたが?
小学校のツルカメ算を、方程式で解いたようなもんですから、ヤッパリ反則か?

先生が熱心ですから、生徒がその授業を嫌いになる訳が無く、私は心から数学が好きになり、先生にお願いしてアメリカの数学の教科書を買って、問題を解いたり、毎週末は難問を解く事に、ゲームのように夢中になり、数学者を夢見た時期もあった・・・

ソンナ頃、もう昔の事ですから、どんな授業のどんな問題かは、記憶は定かでないが、今でも強烈に思い出す事は、「1つの方程式から、2つの答えが出る!」問題に、遭遇した事です。

「数学は真理の探究、真理は1つ」とズーット信じていたので、軽いショックと、可笑しさの両方を感じ、40年経った今でもその衝撃は鮮明!

「一般解」と「特殊解」・・・この言葉の訳に絶妙さを感じる。

その頃からか私は、
「建築も世の中も、本当は2つの答えの中を動いている」と思うようになった。
「答えが1つと思うから、全体・真理が見えないのでは?」とも

「ドンナ事モ、本当ハ答エハ2ツアルンダゼ!」・・・自分の人生の価値観を若い頃の数学教育から学んだ気がして痛快です。

従って建築のプランを作っても、経営の悩みの答えを探していても、解答が見つかると、何時も、“コレハ誰がやってもスグ発見できる、「一般解」なんだ。本当は私に発見されるのを待っているもう1つ取って置きの「特殊解」がある筈だ”と考える習慣がついてしまった。

そして一般解が発見できて、暫く悩んでフット発見できる「特殊解」に巡り会えると、
「ヤッタ!!」とやっと本当の答えを発見できた達成感を楽しむ。

数学の世界では一般解と特殊解が同時に出るが、どうも建築も経営も実社会も、先に出るのが、一般解で、特殊解は後で出るから、始末が悪い。
そして一番厄介なのは、誰が見ても一般解はモットモラシイ顔をしていて、誰にも好かれ易いのです。その答えで何も問題は無いのです・・・

「特殊解」が出なくても、誰も困りません。
しかし私はこの「特殊解」が出てこないと、問題を解いた気がしません!

だって、「真理はいつも2つあるんですから・・・」

建築も、経営も、人生も、人と同じ「一般解」では、ツマラナイでしょう??

・・・自分だけの答え「特殊解」・・・それが人生かなと最近思い始めています。

2004年02月23日

第056号 「怒涛の1万5千台ツアー」

最近面白い企画を、主催しています
名づけてタイトル通り「怒涛の1万5000台ツアー」
当社役員、久米営業本部長の考案で、昨年末名古屋周辺に竣工した、1000台クラスの大型店舗12軒、総台数15000台の規模を一日でイッキに回ろうと言うハードな企画です。
交通網の整備された名古屋ならではの、企画です。

最初は当社のクライアントさんを中心に招いていたのですが、ナカナカ評判が良く、不思議に皆さん元気になって帰って行かれるので、業界の活性化を願い、広く誰でも参加して頂ける企画にしました。

社員が車で各店舗を案内するだけですから、料金は無料でもいいのですが、当社とのお付合いの無い企業さんが、遠慮・恐縮する事に逆に気を使い、料金を頂く事にしました。

・・・1人1万円!名古屋の美味しい、昼食・夕食付き!!

名古屋は意外に美味しいものが多いんです。

お昼は、
・何と言っても、まず「きしめん」。
新幹線駅ホームの、立ち食いのきしめん店は、ワザワザ名古屋で一旦降りて食べてから又乗っていく人がいるほど人気。

・次は、ヤハリ「やばとん」の「味噌カツ」
甘い味噌ダレの考案者には名古屋大賞を揚げたいくらい。

・名古屋が元祖、若シャチ屋の「カレーうどん」
ソン所そこらのカレーうどんとは訳が違います。本物です。麺をゆでるシーンから見ていると感動します!

・初めて食べる多くの人が“ナマ”と勘違いする「味噌煮込みうどん」
怒って帰る人も多いと言う

・皆がハマッテしまう、ヨコイの「あんかけスパゲティー」。
ゆであがった麺を、ラードで炒め、スパイシーなドロドロのたれをかける。しかしイタリアン料理でも何でもない。正真正銘名古屋料理

・少し気張って、蓬来軒の「ひつまぶし」
・・・TVに再三登場の名古屋の自慢料理。ウナギを小さく刻んでご飯の中に混ぜ込んで「おひつ」に盛ってある。
小さい茶碗に軽く4杯ほどのヴォリュームがあり、一杯目はそのまま、2杯目はワサビ・ネギ等の薬味で、3杯目はダシ汁をかけてお茶漬け風に、4杯目は自由に頂く・・・書いていたら明日行きたくなってきた。絶品です!!

夜は
「鳥久」さんの、名古屋コーチンの味噌鍋がイイでしょう。
堀川沿いに建つ築140年の、黒い杉板張りの料亭で食する名古屋料理はナカナカの風情。
分厚い南部鉄の小さななべの中に、ホトンド黒に近い、糖分を練り込み、ねかせた名古屋八丁味噌を、ダシに溶き、少量づつすき焼き風に色んな食材を煮込んで頂く。
慣れないと手が出ないほど濃い茶色をしているが、味噌味に絶妙な甘さが溶け込み名古屋の文化を感じるほど美味しい
最後にタップリ美味さが染み込んだ、汁の中に、「きしめん」を煮込む
・・・そして白いご飯にそのきしめんと、汁をブッカケ、グチャグチャにして頂く。
風情ある料亭と、最後にこの品の無い食べ方のミスマッチに、名古屋を感じるハズです。

すいません長々と料理の事ばかり書いて・・・根が好きなんで
・・・何とか名古屋に来て頂く、楽しみをPRシタクッテ・・・ツイ

先月福岡、二日で20件ほども大型優良店を見て回りました
先週も熊本の戦闘地域を広く見てきました
タムラ塾IN松山で、レイズパークに百回通った、元気な若手経営者にも巡り会いました。

・・・共通項は勉強です。勉強はマネから始まると言います。
当り前かもしれませんが、ヤハリ利益を上げている、繁盛店舗を数多く見て回る事が、設計も経営も繁盛店舗に近づく為の、大切な事なのではと最近の経験から学びました。

できれば貴社の社員方も一緒に来て頂き、移動しながら車中、「どうしてこの店は流行るのか?」「どこがイケナイのか?」を社員の方と、一日議論しながら、回られたらいかがですか?

キット帰る頃には「ヨーシ明日から俺もガンバルゾー!!」と元気になれるはずです。

最近元気ない方
元気になりたい方
元気はあるが名古屋の大型店の状況を一気に見たい方
美味しい名古屋料理を食べたい方
ミンナ是非名古屋に来て下さい!!!

元気になりついでに、「日本3大美人産地名古屋?」の夜も大いに楽しんでいって下さい。

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