パチンコ提案 複合アミューズメント提案 住宅 ペントハウス付賃貸マンション提案 病院提案
トップページ 交流会・セミナー 作品集 ブログ集 リクルート求人情報 会社案内 お問合せ 地球一周の会
« 2005年02月 | メイン | 2005年04月 »

2005年03月 アーカイブ

2005年03月03日

第107号 「上海温浴施設見学」

2月28日より3日間上海の“温浴施設”の見学・体験をして来ました

10年程前から、中国で設計活動をやって見たい夢を持っていましたが、調査の結果、現状では我々が中国人相手に建築設計の受注して、お金を頂く事の困難さと、設計受注の仕組みが日本と大きく異なる事を知り、断念しました

しかしあの無限と言ってイイほどの巨大マーケットを見る度に、設計受注がダメなら、我々の設計経験のあるジャンルで、中国に展開できるビジネスは無いかと検討して見ました

まずパチンコは、(いずれチャンスは来ると信じるが)現状では法的に無理
カラオケは、既に沢山ある
残るは、シネコン・温浴施設・ゲームセンター、もしくはそれらの複合レジャー施設

直感で、日本で大ヒット中の、“温浴施設”に商品性を感じ、今回先ず上海でその可能性を自分の眼と感性で確認に行く事にしました

知人は“中国人は、人前で裸になる事を嫌い、家庭ではシャワーだから、お風呂に入る習慣は無く、温浴施設はビジネスになり難い”と反対意見

一方、観光で訪れた人は、中国のサウナ・全身(足)マッサージの素晴らしさを褒める
一度入ると一万円ほども掛かるとの体験談も・・・情報は交錯していた
香港の友人の会社に上海支店があるので、社員の方に予め、上海市内の繁盛店5軒をリストアップして貰い、現状視察に出かけた訳です

上海初日、社員さんの案内で、明るい内にタクシーで、立地・外観・ロビー等店構えの視察に出かけました
やはり上海は大都市
3時間掛けても4軒しか廻れず、陽も落ちてきたので、その日廻った中で、最も高級で、最も大きく、最も高価な店舗に入浴しました

外観は写真をご覧下さい
・・・想像の域をあまりにも越えているので、感動すれど言葉がでません

入浴料は68元、日本円で900円!
上海のサラリーマンの平均月収が2万円と聞きますから、その比率を日本に当てはめると1万円に値します・・・入るだけですヨ!
日本で1万円のサウナ経営したら、多分倒産すると思います・・・

店中は、垢スリ、全身・足マッサージ、レストラン、喫茶店、スポーツジム、休憩室、劇場、麻雀室、ゲームコーナー、エステ、美容院、理髪店、プール、VIPルーム・・・考え付くもの何でも有ります

大きさは30、000㎡!3000㎡ではありません!!
皆様おなじみの日本のスーパー銭湯は2000㎡前後ですから、その比較で巨大さが理解して貰えると思います
30、000㎡=9000坪!・・・4フロアですからワンフロア約2、250坪!

日本と中国の習慣の違いを大きく感じる光景がありました・・・
入るとまず、受付で清算用のリストバンドを貰い、靴を預け(担保)、ロッカールームへ入り、浴室へと思っていたら・・・
・・・ロッカールームと浴室が一体のオープンなんです!
“服を着たボーイ”と、“裸のお客”が同居状態です・・・これには参りました!人件費が安いせいか、またそのボーイの多い事!

ロッカーにタオルが置いてなく、お客はロッカーから“スッポンポンの丸裸”で、天井も高く総石張りでホテルのロビーの如く立派な広く、明るい室内を、浴場まで“丸裸で”歩くのです
・・・初体験のストリーキングのようです

おまけに中国人はタオルに石鹸をつけて体を洗う習慣は無いようで、手で直に洗うので浴室内にタオルが無いのです!

お風呂で裸は当然ですが、習慣上はせめて移動中はタオルで特定部分位を覆いたいものですが・・・

(長くなりそうなので、この続きは次回へ・・・)

2005年03月07日

第108号 「上海温浴施設見学2」

温浴施設は大きくは、“日式温泉”と“現地サウナ”に分かれる
“日式”は古い施設が多いから、どうも元々は日本の温泉施設とサウナをミックスしたスタイルがオリジナルな気がします
私が入った日式には、入り口にそれぞれ、“男湯”“女湯”のノレンが掛かっていました

中国人は数字の8が好きなようで、料金体系にはほとんど8がつく現地の方の調査による、大雑把なデーターは(1元は13.5円)

入浴料       48元、58元、68元・・・48元が最多価格帯
アカスリ       38元~ 68元
足マッサージ    48元~150元
全身マッサージ 128元~380元
客単価       200元~300元
規模は    15、000㎡~30、000㎡
建築単価   65,000円/坪・・・躯体コストかもしれません
内装費用  220,000円/坪
営業時間  24時間(1軒だけ、朝11時から翌日9時)
休館日    無し  (1軒だけ旧正月1日)
従業員数  300人~800人
賃金     ロッカー室等の労働者は、800元(10,000円)
マネージャー・経理は2,500元(34,000円)
マッサージ等の労働者は完全歩合制

全体のイメージは、
建築コストは思ったほど安くないが、日本の約半分
従業員数の多さは、低賃金と営業時間の長さのせいか?
売上は日本のスーパー銭湯が800円と聞くから、日本の3~4倍か

日本でも約20年程前、都市部のパチンコ店の2階で“男性サウナ”が非常に流行った時期があったが、何時の間にか、一部の愛好家だけの施設になり、廃れていった
・・・入浴料は2000円くらいと記憶している

そして15年程前突然“薬湯湯”で“健康ランド”ブームが起きた
・・・入浴料は1500円だったと思う
薬湯の効能が疑問視され、施設が老人主体だった事が少しマイナスイメージを伴い急激にブームは去った

そしてバブルの崩壊しだした頃、“スーパー銭湯”ブームが起き、温浴施設が一気にファミリー層に広まった
温泉を掘る技術が高まった事もあり、薬湯より“温泉”が好まれ、入浴料が500円の低料金な為、一気に日本中に広がり、一般市民にとって日常的な施設になり定着した感がある

中国の温浴ブームは、日本のかってのサウナブームに近いものがあり、高級温浴施設は、ビジネスの接待の場にも多く使用されている

しかしいずれ日本と同じように、スーパー銭湯へと移行する時期は近いうちに必ずやって来る
上海のイワユル“銭湯”の最低クラスが18元、普通クラスが28元

従って現在でも28元~38元の“日式スーパー銭湯”を展開するなら、“大繁盛”間違い無しと思います

28元は日本円で、378円
38元は日本円で、513円

建設コストは日本の半分です
マーケットは無限です


どなたか一緒に中国で“日式スーパー銭湯”を“1000店舗”位展開しませんか?

2005年03月14日

第109号 「多層階店舗」

最近設計コンペで、多層階の店舗にトライしました
遊技場だけで、5層以上にまたがる店舗の設計は如何したらいいでしょうか?

多層階で私の知っている店舗では、渋谷の“マルハンタワー”、札幌駅前の“ひまわり”、札幌狸小路の“ドンキー”等があります
特に最近オープンした、ひまわり札幌駅前店(200台×5層=1000台)には、近くで現場があったせいもあり頻繁に訪れました
・・・訪れる度に、多層階店舗の難しさに、“自分ならどう設計したろうか?”と悩みます

設計者が1番悩むのは、スムーズなタテの移動です
開店時に押し寄せる多くのファンをどうやって、最上階まで混乱無くスムーズに移動させたらいいのでしょうか?

当然短時間に人を大量移動させるには“エレベーター”が最も有効ですが、何処につけるのが最もいいのでしょう?

多くのファンは機種を見ながら移動します
店内の奥までファンを引き込みながらスムーズに上層階に移動させる・・・なかなか頭の要る部分です

ひまわりさんは、店舗正面側に道路と平行に、アップ・ダウン二本のエスカレーターを設けています
動線は明確・機能的で建築的には十分納得の出来るプランです。
スムーズに上層階までファンを誘導するには、このプランしかないと思いつつも、なんとか奥までファンを誘導しながら上層階へ引張れないかと、他社設計の物件ながら、見ながら悩むのです

もう1つの悩みは、営業です
我々設計者は、経営・営業には素人ですが、設計する店舗が繁栄して欲しいと思うので、営業にも興味があります
“大海”等のメインな機種は何処に配置するのでしょう?
新台入替えでヒット機種が入荷したら、何処のフロアに入れるのでしょう?

ヒット機種が特定のフロアに偏ると、当然ファンの多いフロアと少ないフロアに分か れます
ファンの心理は、店内全体がザワメイテいると、楽しい気分になれますが、あまりにも静かなフロアは逆に淋しくなって早く席を立ちたくなるものです

愛知県に“ヨントリー”という、“サントリー”によく似た名前のパチンコ店があります
スロットが5枚交換・7枚交換、パチンコが30玉・42玉の、4通りの交換率の営業をしている事から、このネーミングのようです・・・大変盛業中です

このヨントリーさんの営業スタイルが、多層階店舗のヒントになる気がします

こうしてビギナーからマニアまで、営業方式で差別化をはかり、機械配置を各階公平にする事が、多層階店舗の在り方かなと思っています

多層階でなくても、あまりにも過激になって行く機械の現状を思うと、せめて交換率の多様化でファンが“長時間遊べる店舗”にして欲しいと思います


<追伸>
“ヨントリー”さんの店舗を見学したい方は、ご連絡下さい
ご案内します

2005年03月22日

第110号 「付加価値と閉塞感」

戦い・商売の本質は、付加価値だと思います
戦争では、「ランチェスターの法則」を語るまでも無く、相手より優れた武器と、兵隊の数で勝ち負けが決まります
商売でも同じように、相手より優れた高付加価値商品を多く持ち、PRによりその優れた商品性を、世の中に知らしめる事が競争に勝ち抜く方法です

最近では、携帯電話も、デジカメも各企業が商品開発を競い合ったことが、これほど
素晴らしい高付加価値商品を短期間で開発し、それがマーケットを活性化して来ました

どんな業種・業界も、優れた商品を開発・競い合う事が業界を活性化し、進化させます

ところで
パチンコ業界の付加価値・商品って何でしょう?

先ず何と言っても、機械台ですネ
人気機種をいち早く持つ事が、最近では1番強い付加価値ですネ
つまり各店舗にとっては、“新台入替え”が、最大の高付加価値商品と言う事ですネ

次は、きれいな居心地の良い新店舗ですネ・・・設計事務所の出番です、“グランドオープン”ですネ
最近のヒット商品は、大型店舗です・・・大きい事はイイ事だ!?
次は大型店舗の高付加価値として、“複合施設”がヒットしそうです

次に、出玉率ですか?・・出るか、出ないかですネ
次は、イベントですか?・・・“**マンデー”とか、“**の日”とか各店様々に思考を凝らしてますネ
次は何ですか?・・・店員さんのマナー・清掃ですか・・・ダンダン普通っぽくなってきましたネ

次は何ですか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なんだかもうネタ切れのようです!


まとめると、日本中、機械・出玉・イベント・マナー等商品はほぼ同じ
従って残る付加価値は、“店舗の大小”“玉の出る、出ない”だけになって来ました
“大きい店舗を作り、玉を出せる店が勝つ”という単純なパワーゲーム化です

こうなって来ると、資金力のあるチェーン店に、もう誰も勝てない時代に近づいて来ました
これで彼ら強者が上場でもして、“更なる武器(資金調達力)”を持ったら、もう決定的になる気がします
その時期はそんなに遠くない気がします

そこが私の“閉塞感”です

しかし、歴史は繰返される!
キット近いうちに小型店舗が復活する日が来る事を信じたい・・・

バックナンバ-
Powered by
Movable Type 3.35
トップページ 交流会・セミナー 作品集 ブログ集 リクルート求人情報 会社案内 お問合せ 地球一周の会
Copyright (C) 2003 株式会社田村設計
〒460-0008 名古屋市中区栄1-29-27 東海商事ビル4F TEL:052-203-0678(代表) FAX:052-203-0608