第128号 「証人尋問」
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生まれて初めて裁判所の法廷に立ちました “証人尋問”を受けたのです・・・ ある物件に絡んだ、施主・ゼネコン・設計事務所(当社)、三つ巴の裁判です 裁判ってよく解らないですネ 先ず“訴状”、次に“準備書面”、次に“陳述書” そして今回の、“証人尋問” ・・・まず一つ一つの言葉の意味が不明・不説明 これらが、どんな流れで、どんな方向へ行くかの説明も無いままに、弁護士さんの指示に従って行動するだけ・・・プロの悪しき習慣ですネ 多分、長年の習慣で、相手が(その程度は)知っていると勘違いしてしまうのでしょう (・・・我々設計士も注意はしていますが、そんな発言しているかも知れない事を反省したいと思います) 法廷・・・TVドラマのシーンと同じ、部屋の大きさは8-10M角位ですか? 正面高いところに裁判官、その前に速記者 左右に弁護士さん 中央に被告(証人) 入って先ず宣誓! ・・・悪事をはたらいた訳でもないし、傍聴者は僅か3名でも、“上気している自分”に焦ります キット経験の無い事に対するストレス(不安感)でしょうネ ただ今回は先に、施主側の証人尋問を傍聴出来た為、“学習効果”で落ち着きを取り戻して本番に望めましたが、もしイキナリだったら、舞い上がったまま(下が って来れずに)終わったかも知れません 初めて、法廷内での弁護士同士の“プロの戦い”を見せていただき、自分が当事者であることを忘れ、聞き入ってしまい “両方とも正しい”と言う気がしてくるほど (知的水準の)高度なトークのやりとりに、感激と感動と尊敬の念を抱き、カッコ良さに拍手をしたくなりました また目の前の証人が、自社の利益を守る為(必要以上に?)言葉を選び、時には声を張り上げ(一生懸命?)“戦う姿”を見ているうち、 最も大事な事は(必要以上に)自社の利益を守る事ではなく、 人としてプライドを持って真実を語り、後は“判断は司法に任せる謙虚さ”だと達観しました ・・・“勝ち負けは、言葉ではなく真実だ”と (達観後の)証人尋問ですから、必要以上の緊張感も無くアッケない思いで終わりました しかし相手の弁護士の巧みな言葉につられた事が2つほどあった事に無念さは少し残りますが・・・これもプロの技術でしょう 肝心の当方の2人の弁護士さん・・・ 年取った方(40代)は、饒舌だが何処となくダサイ? 若い方(30代)は背も高くハンサムだが、何処となく愛想無く? ・・・当初“人選ミスか?”とも思ったが、 法廷では、ダサイ?先生は“刑事コロンボ”の様に相手を囲い込み追い込んでゆき、無愛想?先生は、切れ味鋭く相手の証拠の不備に切り込む ・・・2人とも別人のように実にカッコ良かった!! “勝っても負けても、この先生らの努力の結果なら素直に従いたい”と思わせるものが有りました・・・これがプロの世界でしょうか? 弁護士さんとの出会い・仕事を通じ、 自分達(建築士)もクライアントに “この設計士さんに、任せて悔いなし” と思われる程の“努力と技術と信頼感”を会得しなければと思わされた(1回だけで十分な)法廷初体験でした |