第135号 「杭州訪問記」
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中国を訪れ、その激しい成長・発展振りを目の前に見ると、“ヨーシ俺モ一発!”と奮起しない経営者はいないと思います 私もそのうちの一人で、約10年前に観光で上海を訪れ、林立しだした超高層ビル群を見るうち“こんなに一杯建っているなら、その内一本くらい・・・” なんて野望に胸ときめかし、日本で経営状態がどん底状態だった事も一因で“ヨーシ一旗!”と燃え、足がかりを掴むべく、以来通算で20回くらい通いました 先週も杭州を1週間訪問して来ました しかし・・・中国に行くと何故か疲れます・・・ 先ずは交通機関 中部国際空港から杭州へは、直行便が無いので、上海経由 上海から杭州は、距離約200KM、鉄道かバスかタクシー、鉄道は空港から遠い、したがってバスかタクシー・・・ バス50元、タクシー正規メーター800元 バスは 爆走運転で生きた心地がしないので、消去法的にはタクシーと値交渉しかない バス停には、必ずブローカー氏がいる 今回は第一回目は400元の言い値を300元で契約・・・しかしブローカー氏は何故か駐車場内を30分も引張りまわし失敗したよう・・・多分杭州への帰りのタ クシーが確保できなかった模様 2回目のブローカーはこちらの行先を聞くや、一時間半待ちを熟知しているせいか400元を一歩も引かない・・・こちらの負け!・・・上陸第一歩から値交渉が始まります バスも怖いがタクシーも怖い 人・自転車・車が渾然となった中を、車は人を押し分け・押しのけ走り続ける人も車に負けずと、列を成して走ってくる車の隙間に飛び込み、車を止めながら車道を横断する 自転車もバイクも然り 寸止めというか、相手との間合いを、空気を感じる如く、お互いがお互いを読みながら、まさしく“見切って”道を渡って行く マネが出来ない・・・同じ価値観を共有する国民同士しか出来ないハイレベルな“ワザ”と思う 人同士も同じ、前から来る人は同じ線上を歩いていても、決して譲ってくれない立派なホテルでも、ロビー中央を歩くホテルマンをこちらが避けなければ、彼らは避けない・・・歩くのも疲れる マナーの問題ではなく、価値観・国民性と思う 上海で必ず立ち寄るショッピング市場がある。ブランド品のコピー街で、小さな店舗が何百件も立ち並ぶ、戦後の闇市場のような雑踏の雰囲気が好きなせいだ ココで一度値段交渉して欲しい 衣類・靴・バッグ・時計・・・ほとんど土産物のはココで揃う 私は何時も孫の土産を買う・・・多くの外人老夫婦もやはり、孫のものを買っている・・・老人の趣味・生きがいは世界共通のようだ 幼児の靴・・・言い値250元スタート 250元は、10分間粘る自信があったら、多分45元位にはなります ・・・但し交渉決裂で、“もう要らない”と店を出掛かるまでは勝てません・・・彼女らはそこまで粘り強い交渉力があります(・・・クツ一足買うだけでヘトヘトです) これはマニュアルや訓練の世界では在りません ハングリーとも少し違います 上手く言えませんが、世の中の仕組みがそんな風に出来ている気がします、社会生活の中で無意識に身に付いた習性・能力だと思います とにかくタフで、交渉が粘り強い このタフな仕組みが私を疲れさせる原因と思います・・・ 上海の買い物市場で、値交渉して中国のタフさに挑戦して下さい 日中交渉している日本政府の高官もココで、交渉訓練をするのがいいと思います が・・・ |