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2005年12月19日

第146号 「遺跡発掘調査」

遺跡!・・・何かいいですネ・夢を感じますネ
外国には“ポンペイの遺跡”や
“トロイの遺跡”の話しが有名ですネ・・・昔話を信じた若者の“お宝発見”物語です
遺跡という言葉に、古代への夢が広がり、興味をそそられます

小さい頃学校で“登呂遺跡”教わりました
・・・結婚してから子供を連れて見に行きました
数年前には青森県の“三内丸山遺跡”が、マスコミに登場したので、青森出張時に足を伸ばし見学に行きました(・・・ただの原っぱでした・・・?)

ズーッと、“遺跡の発見は歴史的な行為”と思っていました
しかし
この職業について以来“夢”が消えました!
日本中“遺跡だらけ”なんです!!
・・・縄文人や弥生人たちは結構広範囲に住んでいたんです

地目が、農地・山林だったり、一定規模以上の敷地に建物を作る為には“開発行為”と言う申請が必要です・・・主旨は“治水”です
農地は“保水”出来ますが、敷地を舗装すると大雨時に一気に排水溝に流れ従来の排水能力では追いつかない為に、一時的に敷地に“貯水”させて、徐々に排水させる事が主な目的です

最近店舗が大型化して来たせいもあり、農地を開発申請を提出するケースが多くなりました
・・・驚きました、日本中いたる所に遺跡があるのです
歴史的発見ではなく、役所には“遺跡地図”まで有るのです

敷地が遺跡エリアに入っていると大変です・・・地主さんも事業主も(役所も)喜びません!
開発行為の前に“遺跡の発掘調査”を“義務”付けされるのです

遺跡エリアに入っていると、先ず役所立会いで一定本数以上の“試掘”を行い、埋蔵物が発見されなければ工事は前進します
しかし万が一“発見”されたら、事業はストップ・・・全面調査です

敷地全部を専門家が“手で”掘り起こし調査・・・学者立会いです
工期は余分に3-4ヶ月・費用は“事業主負担”です・・・数千万円掛かります
が、国も地方自治体も負担してくれません・・・先生が忙しいと調査に掛かるのに数ヶ月待たされる事もザラです

歴史的発見ではなく“歴史的貧乏くじ”になってしまいます
しかし調査費用を自己負担し、文化に功労した事業主さんが“表彰”された事例は聞いてません
・・・ここでもヤハリ日本の役所は“お上”なんですネ
“法”を定め、義務化!・・・お金を寄付して貰う行為に“命令”です

これでは縄文人・弥生人を先祖として敬い、歴史を大事にする文化的風土は生まれません

費用負担した事業主を、表彰し感謝し“名誉”にし、掛かった経費は、せめて“寄付金”扱いで“損金”にして上げなければ
・・・現状は建築工事費と同じ扱いですから減価償却資産に組み入れ、35年位掛かって経費として処理されて行くのです

文化のためにお金を使うのに“法で固めて、払え”は、民主主義がどこか間違ってます
その根本的な間違いを直さないと、日本の真の構造改革は、100年掛かっても
無理な気がします

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