第150号 「ギャンブルは何故儲からない?」
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私の住んでいる愛知県常滑市には“競艇場”があります 私が小学校1-2年の時、開設しましたから、歴史はもう50年程になります おかげで市の財政は豊かになり、常滑市は全国でも有数の借金の少ない町です 競艇場はパチンコ店がライバルのようで、パチンコの発展と共に段々来場者が減ってきましたが、 それでも開催日には無料送迎バスもあり、結構賑っており、多くの常滑市民も一攫千金を夢見て、競艇ファンです 従って、市内の朝の喫茶店内は、競艇とパチンコの成果報告で盛り上がります しかし昔から“競艇で儲けて家を作った人はいない”と言われて来ましたし、実際いないようです ギャンブルってやはり儲からないようですネ しかしこれだけ多くのファンがいますから、一人位は幸運な人がいそうなものですが ・・・何故儲からないのでしょう・・・? 昔、マカオを旅した時、ガイドはカジノ好きがこうじてマカオに住むことになった日本人でした 彼はやはり休日はカジノ通いの人生だそうでした “儲かりましたか?”と質問すると、彼は “時々儲かる。しかし儲かってもまた行くから、いずれ負ける。カジノに勝つためには、儲けたらカジノのない国に行くしかない。私は、マカオに住んでいる以上勝ち逃げできない”と語っていた・・・ 昨年末、弟がパチスロで20万円儲けたと大喜びしていた・・・ 昨年、久しぶりに会った同年(58才)の友人が 友人 「もう直ぐ定年だなー、社長から定年以降も勤めて欲しいと要請があった が、定年退職を決心した」 田村 「しかし年金は65才からだから、61才からの4年間困るじゃないの? 社長さんからそんないい話が貰えたんならもう少し居たら・・・?」 友人 「自分のしたい事があるんだ-・・・実はデイトレーダーをやって見よう と思ってー」 田村 「そうー趣味があるならそれもイイじゃない、“犬”がそんなに好きだっ たのー?」 友人 「・・・・・・・・・・・???????????」 「田村君デイトレーダーって“犬”じゃなくて“株”だよ」 私は、犬のブリーダーと株のトレーダーと勘違いしていたのだ 勘違いには訳がある 田舎町に住む堅実な友人が、パソコンを使える事すら驚きだったのに、老後の金儲けに定年後の再就職を蹴って、(退職金をつぎ込んで)ヨモヤ株にウツツヲ抜かすとは思いだにしなかったからだ 趣味でネット取引をしていて多少儲けて、アマリの楽しさに終日取引がしたくなった事が、定年延長を断った最大の理由のようだ・・・ 競艇の利益も 弟のパチンコの大勝も 友人のネット取引の儲けも そう言った“浮利”の話を聞く度に、 “儲かったらまたやる!カジノのある国に住んでいる以上勝ち逃げできない” と語ったマカオのガイドの話を思い出す 今回のライブドア事件で、経営者も個人投資家も、株に対する認識(とお金への価値観)が変り、健全な取引になる事を期待したいと思います 若い人が“お金”を求めて、終日部屋に閉じこもり、瞬時の取引にウツツを抜かす姿は健全ではなく、日本の将来が心配です “お金は目的ではなく、汗の労働の成果”だと思いたいのですが・・・ |