第156号 「運・鈍・根」
|
成功の条件に、昔からこの言葉を聞かされました 「運」・・・時の運は、戦の勝利・商売には必要でしょうね 「鈍」・・・??? 「根」・・・1つの事を粘り強くやり続けろ“努力・根気”は当然の条件でしょうね “運と根”は理解できますが、長年、“鈍”が理解できませんでした 若い時ズーット、経営とは“機を見るに敏”と言うように、 経営環境の変化に適切な状況判断をし、いち早く手を打ち続けることが最も大事で、この対応の速さこそが、成功の必須条件と思って来ました・・・ しかし, 年月・経験を重ね、どうして“鋭”や“敏”ではなく“鈍”なのかが、58才の 今やっと少し解って来ました(・・・少し遅すぎた!) 素早い対応を繰り返してきた筈の、自分の経営者人生を振り返って見て、間違いであった?と最近反省しています “成功の条件は、ヤハリ“鈍”だったのでは?“と・・・ 良い例が、“バブル”です 経営者になって10年位経過した頃、日本中バブル時代に突入しました 先ず、株が上がり、連動するように、土地も天井知らずに上がりだし、絵画もゴルフ会員権も旅行会員権も、数に限りがあるものは全てと言ってよい位、多くの物が上がり出しました 経済を理解する為にも、株を買わない経営者は勉強不足だ(馬鹿だ)とも言われました “精鋭”達を集めた、日本の大企業も、利殖目的で株・土地を買い漁り、やがて、中小も零細も、最後は文字通り近くの“タバコ屋のオネーチャン”も株式新聞を読み出し、まもなく“バブル崩壊”はやって来ました。 金融機関も“狂ったように”お金を貸し出し、 当時“機を見るに敏モットー”であった私も、ある銀行の“貸し込み”に出会い、念願の自社ビルを建て、 “私の状況判断は正しい!何てラッキーなんだろう”と得意満面でした しかし“世の中総浮かれまくり時代”に、こうした利殖に何も手を出さない、“鈍”な(お金持ちの)友人もいました。 当時私は“**さん、今チャンスですヨ、ガンガンやりましょうヨ”なんて、笑っていましたが、バブルが崩壊し最後は私が “タムラ君!だから変だと言ったでしょう!”と笑われました・・・ 経験して解かりました “鈍”とは、鈍重とか“馬鹿”と言う意味ではなく、目先の変化(利益)にチョロチョロせず、 “大局観”で経営を考えて行く“視線・志の高さ”である事! 自社の将来・理念を見つめた長期的展望に立つ事! である事に・・・ 目先の事にチョロチョロしないから、“鈍に見えるだけ”なんですネ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ パチンコ業界は“みなし機”の撤去・パチスロ機の5号機への移行問題等、目の前に多くの大問題を抱えていますが、こんな時ほど “運・鈍・根”の原点に帰り、大局観で判断して行きましょう! |