第160号 「トップセールスマン」
|
会社は“はじめに営業ありき”と言われます あのトヨタも、当初はトヨタ自工とトヨタ自販に分かれていて、販売は社名通り トヨタ自販が担っていました トヨタ自販は、全国に販売ネットワーク網を構築して行きました トヨタの成長理由に“カイゼン”ばかりが、前に出ていますが、販売の神様と言われたトヨタ自販の神谷社長抜きには、トヨタの成長は語れないと思います トヨタ自販に学ぶまでも無く、販売・営業は企業成長の大きな推進力を握っています ところで 何処の企業にも、営業マンの中に、必ずダントツの1位を誇るトップセールスマンがいますが、 どんな方が、トップセールスマンになる資質を持っているのでしょう? 頭脳明晰・接客マナー抜群・会話能力にたけた、カッコイイ“出来る男”でしょうか? 自分の体験ですが・・・ ABC商会と言う、輸入建材商社があります。パチンコ店向けの建材も多く、有名な会社ですから、知っている方も多いと思いますが・・・ 昔、名古屋支店に“Tさん”と言う、その頃 55才前後・身長160CM弱・推定体重55KG・メガネ・頭髪やや薄し・前歯前進型の風貌の社員さんがいました Tさんは車が運転できない為、何時も地下鉄で、夏など汗を拭き拭き、サンプルを持ってやってくるのです 電話をしてサンプルを持ってきてもらう事が、気の毒に思える位です 商品説明も実に下手で、話も苦手そうなタイプです・・・ 彼を見ると私はいつも“こんなに体力の無い人が・・・かわいそうにナー・奥さん・子供もいるだろうし・・・大丈夫かなー”と、同情を禁じえませんでした 数年間付き合っていて、他の営業マンから何かのきっかけで、Tさんがトップセールスマンである事を知り愕然としました・・・マサカ!? 世の中解からないものですネ! 以来私は営業マンの資質について興味を持ち調べて見ました・・・ “立て板に水”・・・会話上手な雄弁家をさしてよく言いますね 元来は、会話が苦手な私は、営業マンの一番大事な資質は“トーク能力”と思っていましたが、実際は“立て板に水タイプ”は、えてして営業下手が多いそうです 言葉が挟めないほどの勢いで、売り込まれた側は、ストレスが溜まり、その営業マンを嫌いになるそうです ヤハリ営業は、人と人の接点ですから、“技術・テクニック”ではなく、“心”かなと思います 営業の話になると、いつも汗を拭き拭きやって来たTさんの姿を思い出します 我々の仕事も、つい目先の“新しいデザイン”を追い求め勝ちですが、それと同時に、大事な事は 古いようでもヤハリ“一生懸命さ”かなと思う最近です |