第164号 「ポルシェは、本当は何を売っているか?」
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若い頃から、車が好きでした 日本に乗用車が登場した頃が、青春時代でしたから、当然の成行きでしょう “趣味は車です!” なんてカッコ良く言いたい所ですが、実際は車の本を読む事が趣味と言うか、ストレスの解消法です 最初は本を買っていましたが、意外にかさばり、置き場に困り、最近はもっぱら立読みです ズーッと憧れの車はポルシェでした・・・17年前に“衝動買い”し、今は車庫で静かに寝ています(NO.91号「ポルシェとカローラ」に詳細) 雑誌の中で、ポルシェの経営者の談義が今でも忘れられません ・・・“ポルシェは、幻影を売っています”・・・ “幻影”と言う日本語が、独語のどんな単語の訳かは知りませんが、車と言う技術・ハードの極みを売っている企業の経営者が放ったこの言葉に、この企業の戦略性の深さを感じました 物を売っている企業の社長が、“当社は物を売っているのでは有りません”と言っているんですよ・・・カッコ良いですね! “イメージ・幻を売っています”と、堂々と言って見たいものです 今ならこの“幻影”と言う言葉は“ブランドイメージ”と訳すのかもしれません が・・・私はあえて“夢”と訳したい ポルシェを手に入れると言う事は、F1の世界とか、モータースポーツの異次元の世界への夢を描かせると言う意味と “所有は幸せ”と言う夢を与える事に成ると訳したいからです ところで、 パチンコ経営企業の役員さんへの質問です・・・ 1 パチンコ業は、本当は何を売っている商売ですか? 2 貴社は、本当は何を売っていますか? 機種に対する規制が強化され、風営法が改正される今 もう一度原点に帰って“本当は何を売っている商売か?”を、全社上げて問うことから始めて見ませんか? 各企業が強い企業理念を持つ事から、益々加速される“大競争時代”の生き残りの戦略を構築しましょう! 我々設計業の本質は、単に目先のデザインの優劣・変化では無く、各企業の戦略の具現化であると考えています ・・・一緒に戦略作りをして行きましょう!!! ・・・・・・・・・・・・・・ 「1989年型ポルシェ体験記」 私の、1989年型ポルシェカレラの体験記を語ります ・遅い! オバサンが乗っている軽四ターボのオートマ車に、信号グランプリで簡単に負けます(私は、相手がグランプリと思っていない事に、暫くして気が付いた) ・クラッチが重い! 私の、左足の大腿部付け根の軟骨は炎症を起した! ・カーブが恐ろしい! 日本車が、車内で談笑しながらでも曲がって行ける高速カ-ブは、死ぬほど怖い!・・・ハンドルを両手に握り締める手に汗がにじむ ・疲れる! 1日乗ると、もう1ヶ月は、乗りたい衝動が起きてこない ・うるさい! 空冷エンジンの騒音で、車内は会話をする気に成れない 結論 ポルシェは、本当に幻です・・・不思議な車です 知り合いの車好きは、(憧れて)買った日に、“狭い・うるさい・遅い・恐ろしい”と失望し、翌日売りに出しました |