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2006年10月10日

第185号 「適正台数」

日本中の経営者から受ける最も多い質問はこの“適正台数”です
・・・“先生は、日本中で、多くの店舗を経験していると思いますが、何台が適切な台数と思いますか?”と

パチンコ業界には、この“適正台数説”は昔から有るようです
この業界に入った頃(約17-8年前)は、“300台説”が主流でした
この300台説は結構永く信仰されていたようで、今でも300台以下の店が日本中の70%とも聞きます
・・・台数規制の影響もあったのでしょうね
増築を依頼される店舗の多くは、今でも300台クラスです

ダイナムさんが台数規制に突破口を開き、北海道・東北を中心に480台店舗を爆発的に出店し、大型店舗ブームが起き出した頃から“500台説”が、浮上し出しました

この500台説は意外に短命でした
札幌で当社設計の“ベガス・べガス”が、1600台といきなり超1500台で超大型店舗に火をつけた形で
一気に500台を突き抜け、800-1000-1200-1600と増加し出し、ヤハリ当社設計の,福岡P-ZONEは、2040台と超2000台に突入し大型店舗の一つの頂点を極めましたが、

行き過ぎ?の反動か?
機種構成の難しさか?
入替えコストの費用負担か?
高稼働維持の難しさか?
最近の依頼は 640-800台が多くなり、一時期の1000台ブームは少々下火になり“640台適正説”が浮上して来ました

しかしこの“適正”とは何の意味でしょう?
経営する側にとっての
イニシャルコスト(初期投資)と利益のバランスと、
ランニングコスト(入替費用)と利益のバランスの発想であり、マーケットの発想ではない気がします

規模とは、本来は市場が決めるものであり、“適正”は無いと思います
適正は変化を受け入れない発想であり、パチンコ業界のように市場の変化の早い業種では、
自社の資本の論理より、ライバル店舗との“勝ち負け”で規模が決まり、640台説は恐らく、その市場で“当面”最大規模であった“成功体験”に過ぎず、(成功の噂を聞いて)近い将来やって来る1000台の前には急速に“適正”は消滅すると思う

(思い込み的?)結論
適正台数は、存在しない
今やパチンコ業界は、縮小マーケットの中での生き残りの戦場であり、戦地内の戦いの勝ち負けが規模を決めて行く
勝った店舗の機械台数が、適正台数であり、その適正機械台数も、更なる大型店舗の出現で非適正化して行く

・・・戦いに終わりは無い!
必勝法は変化です

従って、店舗設計時に最低2倍位には増築できる可能性のあるプランを考え、敷地も拡大の余地がある所を選ぶのが良いと思います

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