第222号 「老舗とピカソ」
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企業の寿命は、昔は30年・最近は20年説と言われます 企業も、生物と同じ様に死んでしまうのですね ・・・しかしご心配なく。これはあくまで、同じ商品を生産(販売)し続けた場合に、商 品の寿命がその位しか持たないと一つの“警鐘”的意味も含まれます しかしそんな20年説の中 イワユル“老舗”と言われる、創業100年以上の企業・店舗も多く存在しますね・・・ これは、どういう事でしょう・・・? 老舗と言われる企業・店舗を分析すると意外に、単一商品を作り続けて来たので はなく、中身・商品が時代に合わせて変化し続け、創業当時とは別な企業と言って いい位に変化しているケースが多いそうです ブランドに“あぐら”をかいている訳ではなく、企業名は同じでも、絶えず“商品開 発”をし続けて、進化・進歩し続けて企業存続を図ってきた訳ですね 話は(いつもの様に)突然変わりますが・・・ 先週“アドヴァン”と言う建材商社のご招待で、ミラノ・バルセロナの建築視察に行っ て来ました (・・・本心、“過剰な供応に当たらないか?”と少し迷いましたが・・・) 詳しくはブログに記しましたので、お時間が有りましたら、覗いてみて下さい バルセロナは、オリンピック以来、世界的な観光名所になったようで、バカンスシー ズンと重なり、街中大変な混雑でした 永遠に完成しないのではと思えた、あの“ガウディー”設計の“サクラダ・ファミリア” も、年間250万人もの“拝観料”のお陰で、 工事は急ピッチで進み出し、後20年前後で完成しそうです・・・冥土の土産?に生 きている内に見たいと思います バルセロナでもう一つの必見の施設は“ピカソ美術館”です 邸宅を改造して作られた小さな施設ですが、ピカソの収蔵量は世界一です ・・・3度目の訪問でしたが、(ピカソファンの私には)何度訪問しても飽きない美術 館です ピカソは1881年生-1973年(92才)没、約10才で美術学校入学から絵を描き 始めた訳ですから、現役生活約80年、その間彼は 油絵と素描 13,500点 版画 100,000点 挿絵 3,400点 彫刻と陶器 300点 を製作したのです・・・計117,200点になります 80年間の現役日数で割ると 117、200点/80年×365日=4.01点/日!! 生涯毎日4点以上生産し続けたのです ・・・多くの画家は、弟子を従え“組織”で分業していましたが、彼はたった一人でこ れだけの“大量生産?”したのです 皆様ご存知のように、ピカソは ・ 青の時代 ・ バラ色の時代 ・ アフリカ彫刻の時代 ・ キュービズムの時代 ・ 新古典時代 と、目覚しく作風が“変化”して行きました・・・どう思われますか?? これほど作風の変化し続けた芸術家はいないと思います 経営者の私には、どうしてもピカソが、“個人商店主・ビジネスマン”に見えます 彼の作風変化が、時代の流れを読んだ“商品開発・販売戦略”に見えてならないの です 晩年には、ヴェラスケスの“ラス・メニーナス(女官たち)”を、思いっきりデフォルメし た作品は、私には有名作家を利用した“漫画”にしか見えません 私には、ピカソを芸術家と評価していいのは“ゲルニカ”までだと思えます 老舗もピカソも、その長寿の秘訣は“変化=商品開発”戦略だと思えてなりません 天才ピカソも、自らの商品価値を保つ為にあれほどの変化をし続けたのです! 我々凡人は、モット変化をし続けねばならない気がします (・・・将来天国でピカソに会ったら“大喧嘩”になりそうです・・・??) 全く余談ですが ピカソの好物は“牛の金玉の、オリーブオイルのニンニク炒め”で、彼の長寿・精力 の秘訣だったようです・・・一度お試しを(・・・しかし臭くてならないそうです) |