第241号 「2007年ありがとうございました」
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一年間お付合い頂きありがとうございました 年の瀬に、一年を振り返り来年へ繋がる明るい話で締めくくりたいのですが・・・本 当は少し元気が出ません 努力を越える(努力のしようが無い)環境の大きな変化に、戸惑い、落胆しています 5号機問題に端を発したパチンコ業界の逆風は、売上・利益の急減と共に、急速に 金融機関の後退に繋がり出し、為すすべが無い状況になりつつ有るようで、お嘆き の経営者の皆さんも多いと思います 我々も全く同様です ・・・本当にどうしたら良いのでしょう・・・ 更に我々設計業界は、姉歯事件に端を発した“偽装防止”対策に、6月の建築基 準法改正が行われ、確認申請手続きが大幅に厳格化され、申請業務はパニック状 態です ・・・申請が何時下りるか解らず、着工(工期)のメドも立ちません 特に構造計算の審査が厳しくなり、国交省の指導をクリアーする構造ソフトの開発 も大幅に遅れ、構造事務所は、開店休業に近い状況です ソフトの発売のめども立たず、ヤットの思いで出した申請は重箱の隅をつつくような 指摘ばかりで・・・確認申請が下りない・下ろせないで、諦めて廃業する構造事務所 が続出とも聞きます 当社と25年来の付き合いの構造事務所は、諦めて休業しました 役所も自分で強化した申請のチェックに仕事量は増えパニック状態です このパニックは、建築着工件数の激減に繋がり マンションの着工件数は対前年比で、70%ダウン 戸建住宅は、35%ダウン 工場建設もメドが立ち難く、多くの生産業にも来期影響が出そうです・・・諦めて海 外生産に切り替える企業も出だしたようです 建設業は、裾野の大変大きな産業で、建材メーカー・電機メーカー・衛生陶器メー カー・空調機器メーカー・エレベーター等のメーカーから、 施工に当たるゼネコンさんを筆頭に、その下で働く関連下請け業者、現場で施工に 当たる人の数を考えると実に多くの職種・人々の方が関与して産業構造が成り立 っています 更に、住宅件数の激減は完成後の影響も大きく、 引越しから始まり、TV・冷蔵庫の家電製品・カーテン・家具等、竣工後に多くの消費 マーケットを支えています 従って、今回の確認申請のパニックは、単に建設業の受注低減に留まらず、日本 経済に実に大きな影響を与えます 今期はまだ、受注残を消化している状況なので、景気に大きな影響を感じません が、来年3月決算が済み、4月を迎える頃から、この着工件数の激減のボディーブ ローは効き出し、相当大きな問題化します 建設業で多くの倒産が出ると思います・・・もうその兆候は始り出しています 耐震疑惑を恐れるが余りに、“木を見て森を見ない”短絡的行政が、日本経済に“ド ミノ倒し”的パニックを引き起こす懸念があります ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 年末を明るく締めくくろうと思っても、書けば書くほど暗くなって来る現実に・・・どうし ても明るくなれません・・・ 5号機問題で打撃を受けた業界の皆さんは、“いい機械さえ出れば・・・”と、機械の 規制緩和を待ち望んでいるでしょうが、 実際は、“原油高騰の風”・アメリカ発の“サブプライムの風”と、日本発の“官製の 建築不況の風”の3つの大きな風の影響で、 もし望む機械が出ても、背後のファンが“風邪”を引いてお店に行けない状況にな るかも知れません・・・・・・・・・・・・・・・・ スイマセン 年の終わりに感謝と、明るい励ましで締めくくろうとしたのですが・・・・・・どうしても 明るくなれません しかし現実、我々はこの日本・この業界で食っている以上、この現実から逃げられ ません 生き抜くしかありません みんなで力と知恵を出し合って、生き抜きましょう!! 一年間本当にお世話になりました 来年もよろしくお願いいたします 年末・年始にお店が繁昌する事を祈ってます ・・・それでは良い年をお迎え下さい |