第244号 「社員を勇気付ける!」
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大学センター試験も行われ、入学試験の本番を向え、受験生を持つ親は心配で頭 の痛い時期ですね 受験シーズンになるといつも(私事で恐縮ですが)思い出す事があります 私が生まれて初めて受験を経験したのは15才、もう45年も前の話なんです! 志望高校の滑り止め(肝試し)に、当時新しく発足した“工業高等専門学校”(略し て高専)を、学校の先生の勧めで受験しました 高専制度は今でも残ってますが、高度成長期の日本の中堅技術者を養成する目 的で作られた国立の5年間一貫教育の学校で、当時授業料は1000円/月・全寮 制で、何か若者の夢をかきたてられるような新しい制度でした その第1回目の受験生だったのです 授業料の安さ(貧しかった家庭・親への配慮)も大きな魅力で、私も応募しました が、希望者が殺到し、なんと38倍と言う空前の倍率に跳ね上がりました 受験直前に辞退者が出て、最終的には17倍に下がりましたが ・・・それでも17倍です! 初めての受験ですから、数日前から胸がドキドキして、当日は心臓が止まりそうな ほど緊張していました 電車で名古屋へ行く事も年に数回の田舎育ちの15才が、朝電車に乗って名古屋 へ行き、見たことも無いような大きな高校の校舎で、群衆の様に大勢集まった受験 生を相手に、試験を受けるのです ・・・舞い上がり、心臓が止まりそうなのも無理も無いでしょう 同じ中学から5名ほど受験し、“深谷先生”と言うたしか体育の先生が引率してくれ ました 試験前にグランドで、深谷先生は(緊張で倒れそうな)生徒に向って、イロイロ面白 い話で心を和ませてくれ 最後に “ドーダ、ズーット見渡しても、大して賢そうなやつはオランゾ!” “イッチョ、ヤッタロマイ!” と 持ち前の大声で、少し笑みを浮かべて励ます言葉が、スーッと自分の心に染み込 んで、緊張感が薄らぎ、平常心になって行きました 教室に入っても・・・45名ぐらいの教室に、机は一人おきで座りますから、17倍とす ると、クラスで1人受かるか・受からないの世界・・・ 先生の励ましの言葉に乗せられてか・・・ “ソーカ、ドーセこの中で誰も受からんのか!”・・・と思ったら、不思議に開き直れ、 完全に平常心が戻り 深谷先生の言葉が浮かび・・・“ヨーシ一丁ヤッタロカー!” と、ファイト満々に激変! 試験問題は面白いように解けます!! ・・・“心配・不安”を越え、“闘争心”で問題に立向かうのですから、解けて当然だっ たのでしょうね・・・ 結果は、当然のように合格! 若い頃に、“言葉が人を勇気付けたり、励ませられる”経験した事は、私の心に大き な財産を残してくれました 大人になって 結婚して親になり、子を持ち 会社を開設して、社員を持ち ますます 人を励ます・勇気付ける事の大事さを痛感する日々ですが・・・原点はこの時、深谷 先生から学んだと思います 最近、経営環境の厳しさに、社員に対して(ツイ叱責が出てしまいそうですが) “叱責より励まし”をテーマに頑張りたいと思う日々です |