第251号 「神と鬼の狭間の生き物」
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松下幸之助さんは“経営の神様”と言われましたが・・・ 人格的に、神様だったのか? お金儲けが、神がかり的に上手だったのか? それとも何か他に理由が有ったのか? この“経営の神様”と言う言葉が、ズーット心に引っかかります 史上最大の神は“イエスキリスト”、2位は“アラー”、3位が“仏陀”でしょうか・・・? ランキングは信者の総数で決まると思います 所で 神の定義は何でしょう・・・? 私の解釈は・・・ 他人を幸せにした人が、幸せにさせて頂いた人にとって神だと思います 上記の神々は、彼らが作った教条によって多くの信者を精神的に幸せに導いたの でしょう 自給自足時代の、昔の神さまは“教条”で良かったのですが 現代・資本主義社会での神様は“経済”だと思います 従って松下幸之助さんは松下電器の社員・家族にとっての(経済的)神様であり、 松下電器の家電製品で幸せになった日本中の家庭にとっても(当時)神様だったと 思います 経済的幸せをもたらした人の数が現代の神様のランキングを決めるなら、今“トヨ タ”が、世界最大の神様の気がします ・・・世界中に作った工場と勤務する社員数、関連会社の社員数、年間トヨタ車で移 動の恩恵をこうむった人の数では、世界最大級の神の称号を与えても良いと思い ます そこまで考えてくると、どんな零細・中小企業の社長も、自社の社員とその家族を 幸せに出来る限りは、その範囲での神様だと思います 従って経営者とは 神への道を歩む“求道者”であり、経営とは社員と関連会社と依頼主へ幸せをもた らす“神様業”と思います 会社が儲かっている間・成長期には、経営者は神になれ、神様業は充実感があり 楽しいものです 社員に満足出来る給与・賞与で(経済的)幸せをもたらし 外注会社さんにも喜ばれ アホ社員が失敗しても・・・“いずれ成長するだろう・・・ヨシヨシ” 怠慢社員が毎日遅刻しようと・・・“疲れているのだろう・・・ヨシヨシ!” と全てを許し、悟った聖人の如く振舞える しかし・・・・・・・・・・・ ヒトタビ会社が経営危機に陥り、苦境期に入るとこの神様は“豹変”し、突然“鬼”に なり、冷血無比に ミスを叱責し、遅刻に怒り 給与を下げ 社員を解雇し 外注費を切り下げる・・・ キリストやアラーや仏陀が鬼になった事を聞いた事が有りませんが・・・経営の神は 簡単に鬼に変身します・・・? 君子豹変し、鬼になれる人が経営者の条件かも知れません 時代の変化が早い 通信技術の進歩で、世界中の時間距離がドンドン縮まり、経営環境の変化スピー ドは年々速くなり、神から鬼への変化が速まりそうです 今日も、急激な円高(ドル安)で、市場は混迷を深め 今日の株価は、アッサリ1万2000円を大きく割り込み、円も95円台に突入!・・・ 米発の不況風が吹き出しました 経営者は益々 神より鬼の時間が長くなりそうです 神と鬼の両方を同時に行ったり来たり出来る生き物は経営者位しか無いかも知れ ません ・・・出来ることなら一生神で居たい 鬼になる事は、本心は辛い事だ しかし、鬼にならなければ残った社員・家族の神で居られない・・・ 嗚呼 経営者とは何と罪深い職業なのか・・・?? |