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2008年07月 アーカイブ

2008年07月01日

第264号 「生死の分かれ道」

梅雨本番、うっとうしい天気が続きますが、
雨の週末を皆さんはどうお過ごしですか・・・?

私、日頃出張が多いので、週末はさほど遠い所へは出かけず、家の周辺で穏やか
な週末を過ごす生活スタイルなのですが・・・
最近妻が所要で出かけ、一人ぼっちの週末を過ごしました

雨は降るし、何処へも行く気になれないし、行くところも無いし・・・
妻が居ても居なくてもさほど生活スタイルに変化は無いだろうと思っていたのです
が・・・何もしない自分に驚きました

ソファーに横になり
新聞のTV番組欄を広げ
チャンネルのリモコンを持ち
パソコンを開け
リモコン・パソコン・リモコン・パソコン・・・で一日が過ぎて行きます
お風呂も食事も、面倒になります
・・・妻が居ないと怠惰に成ってしまう自分は、知らない間に、妻への依存度が高く
なっていたようです


同じ年令で、
同じ体力で、
同じ病で同じ重さの患者が、入院し
同じ様に生死をさ迷い、
生き残った人・あの世へ旅立つ人、の違いを聞いた事が有ります

(私の様に)日頃他人に指示ばかりして、自分で何もしない“他人依存型”と、
自分で出来る事は、せっせと何でも自分でこなす“自立行動型”
に分けると
その違いの原因は解りませんが・・・前者があの世行きで、後者が生き残り組だっ
たそうです
・・・自分の事は自分でする前向きさが“生命力”の原点かもしれません

日頃社員さんに、指示・命令・号令・叱責ばかりで・・・自らは何もしない社長さん!
日頃奥様に、甘えてばかりで、お手伝いをしない・・・亭主関白のご主人さん!
・・・大丈夫ですか・・・???
依存型人間になっていませんか・・・?

(長生きをしたければ・・・)生活スタイルを変えましょう!
社長業である以上、勿論社員への指示(命令)は出さざるを得ませんが・・・社員さ
んが困っていたら手伝いましょう!
そして
社員さんに頼らず、自分の事は自分で行いましょう!

家庭では、奥様依存症は止めて、お茶は自分で注ぎ、新聞も自分で取りに行きま
しょう!
たまには台所に立ち、食器洗い位は手伝いましょう!
部屋の掃除も一緒に行いましょう!

全て“長生きの秘訣!・・・長生き・長生き!”と念じれば、行動出来るかもしれませ


これは、もしかしたら
人間の寿命の話ばかりでは無く
会社の長生きの秘訣にも繋がるかもしれません!

少しパワーが下がって来た社長さん!(勿論私も含まれますが・・・)
・・・“会社延命!会社繁栄!!”とでも念じて、自立行動型で頑張りましょう!

2008年07月08日

第265号 「手なり経営」

皆さん、“マージャン”されますか・・・?
最近の若い人はあまりやらないようですね
当社の若手社員は誰も出来ませんし、いつの間にか“雀荘”も街中から姿を消しま
した
麻雀もソフトの中のバーチャルゲームになってしまったようです

我々若い頃・・・特に大学時代は、“大学生=麻雀”と言う図式が、当然の如く、どこ
の大学にも近くに雀荘があり、単にそこで遊ぶ以外に、友人探しも先ずは雀荘を覗
くと、捜している友人には会えなくても、何処に居るかの情報は掴めました
・・・今思うと貴重な“情報基地”だった気もします

私の学生時代、学校に行っても大学紛争で授業が無く、
授業再開の情報収集と、待機の為に学校近くに居る必要は有り・・・知らない間に
製図教室は雀荘化してしまい、段々エスカレートして
教室の白い壁にマジックで“役満”を書く輩まで現れ、後日教授会から大目玉を食
らった事も懐かしい思い出です(・・・私は幸運にも役満が達成出来なかった為無
罪?)

“賭け事”といっても、お金が無い者同士、最低のレートで、ワイワイ大騒ぎして遊
んだだけの今思うとコミュニケーションの場でした

ファミコンも携帯電話もカラオケもITも・・・オマケに金も・遊ぶ所も無い時代背景だ
ったせいかも知れません

当時と比較すると
最近、若い人はゲーム機・携帯電話・ITが遊びのツールで、大勢で遊ぶ事を余りし
なくなった様に見えます・・・遊びの孤独化時代を感じます
考え過ぎかも知れませんが・・・
“秋葉事件”も、孤独な犯人は、麻雀でもしながら皆でワイワイ遊ぶ習慣・仲間が居
たら避けられた事件だったかも知れません・・・

青春の大事な時間を浪費したのは事実ですが、
麻雀で学んだ事も一つ有ります
“ツキ”です
麻雀に限らず、スポーツも(経営も!)本当はこの“ツキ”を如何に、呼び込むかが
運命の分かれ道の気がします

ツキ・幸運は、待っていませんネ
麻雀は“ツキの流れを創って行くゲーム”だった気がします

毎回大きな手を狙って勝負に行く人は短期的な勝ちは有っても、長期的には必ず
負けます
勝つ事より負けない事を心掛け、粘り強く
小さい勝ちを積み重ねて行くうち、女神が微笑み出し、自然に勝利が向こうからや
って来るのが麻雀の本質だった気がします

その時“手なり”と言う言葉を覚えました
麻雀は順に巡って来る牌(パイ・・・札)を揃えて、徐々に大きな役を作って行くゲー
ムですが、順番に巡って来るパイの流れと、大きい手を造りたい自分の欲望との戦
いでも有ると思いますが、強い人ほどその自然の流れを大事にします(・・・欲望の
コントロールですね)
・・・これが“手なり”ですね

流れのオモムク方向の手を作り、ツキが来るまでは決して無理な(大きな)手を作
らない

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最近、パチンコ業界にツキが無い気がしますが・・・
貴社にツキは有りますか?
流れは来ていますか?
会社経営していると、辛い事が多いですね・・・ツキが無い時期の方が長い気がし
ますね

私、そんな時この“手なり”と言う言葉を思い出します
・・・求人しても人が集まらなければ、無理して集めない
仕事が少なければ、無理して受注に走らず、少ない中でやって行く
・・・etc

流れに従い・流れの中で精一杯の努力をコツコツと積み重ね・・・そして女神が微
笑む時期を待とうと・・・

2008年07月14日

第266号 「女の涙と、男の涙」

詐称事件が、広がっていますネ
TVニュースで、詐称事件の記者会見で経営者の“涙のシーン”をよく見かけます
一番最近では、高級料亭のお上さんの涙と、三重県の点滴事件での院長の涙で
すね

涙は女の代名詞だったんですが・・・最近、涙の主役は男に代わって来たようです
結婚式で泣くのも、多くは新郎です

男が女の涙に弱いのは定説ですが・・・
女の涙と、男の涙の違いは何でしょう?

昔、社員旅行でパリのエッフェル塔に行きました
バルセロナから夜行列車で夜明けパリに入り、朝早くから行く所も無く、真っ先にエ
ッフェル塔に向かいました
朝モヤに煙るエッフェル塔は感動的で、海外旅行が初めての若い社員たちの多く
は涙を流していました

こんな時
“私は、トウトウ憧れのパリでエッフェル塔を見てしまった!”
と、エッフェル塔を見ている自分に涙する・・・のが女性で

“何と美しく、感動的な姿をしているんだろう!”
と、見ているエッフェル塔の美しさに感動する・・・のが男性だそうです

自分への涙が女性で
対象物への感情移入が男の涙
と言うことでしょうか?

この説が正しいのなら
料亭のお上の涙は、
“代々引き継いできた名門の暖簾を下ろす不遇の自分への涙”であり
点滴院長の涙は、
“自分の不注意で亡くなってしまった患者さんへの涙”
と言う事になるが・・・??

ところで毎回質問ですが・・・
経営者の皆さん!
今までどんな時、涙しましたか??
(順風満帆人生の、勝ち組み経営者さんに涙の経験は無いかも知れませんが・・・)


男の涙は、ヤハリ“悔し涙”ですね
目標達成出来なかった時
不本意ながら赤字になってしまった時
・・・・・・大いに悔し涙を流して、明日の再起へのバネにしましょう!

逆に言うと
目標達成出来無い時
悔し涙も出ない経営者は、(赤字を)嘆く資格が無い!・・・と自分に言い聞かせて
います

多いに悔し涙して、多いに努力して
・・・そして目標達成して、大きく笑いましょう!

2008年07月23日

第267号 「私の仕事法」

私は、経営者兼設計士です
経営者は“数字”、設計士は“絵”が中心ですから、業務内容は正反対・・・右脳と左
脳を同時に使う職業です

最近は、パソコンの登場で、経営者の数字の仕事も、設計の絵の仕事も劇的に効
率化が計られましたが・・・昔は本当に大変でした
設計の仕事の中心がパソコン(CAD)に変ったのは、まだこの15年ほどです

独立して間が無い頃、当然、社員は少ない・仕事は少ない・・・オマケに金も無い
必死に働くうち、徐々に仕事は増えだしたが・・・社員の数と能力が追いついて来な


新しい物件の依頼を頂いたお客様に、待って欲しいとも言えないし、当然(何ヶ月
も)待ってもくれない
必然的に、平行していくつもの物件を進行させなければなりません・・・修行時代に
経験しなかった出来事です

しかし・・・必要は発明の母!
私は当時、革命的仕事方法?を思いつきました
別々の製図版に、異なる物件の図面を張り付けて、同時にこなす方法と
(実質内容は同じですが・・・)2時間おき位に、異なる物件に手を付ける方法を試
みたのです

そんなイイ加減な事を・・・とお思いでしょうが・・・違うんです
これが結構面白いのです!
人間の脳は、無限の能力・可能性を秘めています

一つの物件に行き詰って、良い案が浮かばないと、直ぐ次の物件に掛かるのです
ですから、日によっては一日に、5物件位張り替える事もシバシバだったのですが
・・・面白い事に・・・一巡すると、
前回の悩みが、何の事かと思うほど、スムーズに解決して行くのです・・・難問が解
けて行くのです・・・仕事がはかどるのです!

当時は夢中で、その理由を考える暇も無かったのですが
・・・最近、社員が増えて来て、若い社員と、一日に多くの物件の打合せをする様に
なって、昔から不思議に思っていたその“能力・仕組み”の理由が解り出しました

人間の脳は、一旦“入力”すると・・・寝ている間でも、仕事をしているのです!
従って、設計条件を理解して、すこし考えておく(入力する)と
異なる物件をこなしている間でも、入力済み物件が進行して行くのです・・・脳は
“自動同時複数物件設計機械”です

社員は1物件に掛かりっきり、私は同時に多数の物件で・・・“ブッツケ本番”の打合

でも前回の打合せで、データー入力が済んでいると、次の打合せに何の不自由も
ありません・・・その間に脳が勝手に仕事をしているからです

運動でも似たような事があるそうです
・・・例えば昔スキーをならった時
“今年出来なかった事が、1年後自然に出来ることが有る”と聞いた事があります
が、良く似た現象です

“東北のボディービルダーさん”からも、
“筋トレは毎日やってはダメです。一日休むと、休んでいる間に次の負荷に備えて、
筋肉が自然に発達します”
と聞きました・・・人間の体は大きな能力・可能性を持っているようです

私は脳にも同様な能力が有る事を経験的に信じます

経営者の皆さん!
上手く行かない事があったらクヨクヨ悩まず、悩みを一旦脳に入力したら、気分転換
してまたトライ・・・上手く行かなかったら・・・またトライと
脳の“自動解決能力”に任せるのも一つの方法です
・・・一度お試しを!

暑さが続きます!
悩んだ時の気分転換は、脳を冷やす事も大事と考え、多いに冷えたビールを飲み
ましょう!?!

2008年07月28日

第268号 「空白恐怖症」

昨年から、自宅の増築ついでに、かねてからの夢であった庭の整備を行いました
プロの造園デザイナーに、図面を描いて貰い、
一緒に造園業者の“畑”を回り、現物を見ながら、樹種の説明を受け、枝ぶり・大き
さを確認しながら、選定をして行く施主・デザイナー・施工業者が一緒になっての、
非常に楽しい共同作業でした

樹木は春に芽が出て根が動く為、2~3月には畑からの移植を完了しなければ、
枯れるリスクが大きいそうです

冬場に多くの樹木が落葉している中での樹木の選択
・・・夢中のうちのに
庭中が、樹木で植え尽くされ
更に樹木の下部(土)には多くの種類の、低木・下草・グランドカバー等で覆い尽さ
れ・・・庭は完成しました

春が来て、樹木は芽を吹き、下草・グランドカバーは成長し
夏が来て、芽は葉に成長し、下草・グランドカバーは地面を覆い尽くし出しました
・・・
しかし(あんなに一生懸命考えたのに・・・)
ダンダン・・・息苦しいのです・・・理由の解らない“過剰感”を感じるのです
庭の手入れをしながら、過剰感の理由が何かをズーット考えて来ました
木の本数が多いのか?
下草・低木類が多いのか?

結論は“空白不足”である事に気が付きました

夢中の内に、庭中を木々・下草で埋め尽くし過ぎた事に気が付いたのです・・・木・
下草・低木の本数ではなく、空白・余白の無さが、過剰感だったのです

そこで、成長の早過ぎるグランドカバーを剥し、下草・低木を隅に移植し、地面の余
白部分を思い切って広げて見ました
まだ改造途中ですが、見違えるほど、広々として来ました
・・・過剰感は急激に薄まりそうです

設計の仕事をしながら・デザインの仕事をしながら、よく思うことは“空白恐怖症”と
言う言葉(私の造語)です
未熟な時期
図面を描いても、余白部分があると、なにか未完成な気がして、特にそこに描かく
必要性が無い事でも、見かけ上の図面の完成度を高める為に、ツイ描いてしまう
のです

デザインをするという事は、余白を何かで埋めて行く作業です
建築ですと、ボリュームが決まると、そのボリュームの枠の中を、デザインボキャブ
ラリー・線で埋めて行く作業ですが、
余白の白い部分有ると、何か不安を感じて、必要以上にデザインで埋め尽くしたい
願望に駆られます

これは経験の少ない時期に、埋め尽くす事で恐怖から逃れたいと思う未熟さの反
映でした
私はこの状況を“空白恐怖症”と名づけて、若い社員が過剰なデザインに走る事を
注意するのですが・・・

デザインをするという事は、
裏返すと、如何にデザインしないかとの葛藤でもあります
過剰なデザインは、一見華やかに見えても、徐々にその過剰感・存在感の強さが、
“アク”になり、“飽き”に繋がって行く気がします

建築は長く使ってゆくべき施設です
建った瞬間の綺麗さ・華やかさを追い過ぎず、過剰感を謹んで、年月の重みに耐
えられるデザインを心掛けたいものです

女性のお化粧にも共通する部分があり
昔から“美人は薄化粧”と相場が決まっています
美人だから薄化粧なのではなく、薄化粧が、品格と美しさを際立たせるのです

・・・最近の若い女性の厚化粧を見ると、“モッタイナイ”と思うこの頃です
(老いたのかな・・・??)

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