株式会社 田村設計

Kazの設計ざんまい

田村 和雄

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愛知県常滑市・東京都銀座在住

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  • 03/10(木)事務所検査 2歩(76.5/400) 酒△10/26・5/26)

    東京事務所に出勤
    今日は10時から鳩ヶ谷の現場の設計事務所検査
    担当の中尾君の話では・・・まだ検査を行なえる状態ではないとの事だったが、決定事項だったので一応出かけて見たが
    ・・・工事真っ最中!
    現場は100名ほどの職人さんで大混乱・・・検査どころの話ではなく、契約工程に間に合うか・間に合わないかの状況であった
    のんきな担当現場監督と焦る応援上司・・・
    応援の上司は髭も伸び・・・悲壮な顔をしている
    明日は施主監査だが・・・
    どうすればいい?
    どうするのだろう??
    どうなってしまうのだろう???
    “検査は出来ない”旨を伝えたが、来た以上現場を一周してみた
    一安心!
    ・・・現場の状況ではなく、駐車場の上り易さ!
    立体式駐車場は、勾配と寸法のバランスが生命線
    設計段階で私も最前線で検討した物件だけに力が入る・・・コーナーで勾配を一工夫した効果は絶大!
    決して広くは無い敷地だったが・・・想定以上の登り易さ感があった
    屋上に上ってみると、
    少し寒いが天気は良く富士山も見えてとても良い気分
    帰り際
    気の毒な位悲壮な顔をしている応援上司監督に・・・
    “明日は事前の検査”と言うことにして、正式な検査は再度15日にしましょう“
    と伝えると・・・
    顔が(心持ち)生き返った・・・ガンバレ上司!
    午後、時間が空いたので
    若い頃(20代)から行きたかった代官山の“ヒルサイドテラス” を訪問
    代官山は私にとっては“聖地”
    私は、丹下健三さんに憧れて建築の道に入ったのだが、実務を通して建築を学ぶうち、次第に槙さんに傾倒して行った
    ヒルサイドテラスは、その槙さんの初期の頃の作品で、
    30年にわたって増築工事を繰り返して出来上がったのがこのヒルサイドテラスで、第一期工事の頃は代官山集合住宅と言っていたと記憶している
    効率一辺倒の建築ではなく
    敷地の奥までオープンに作られた“性善説”的建物は、建築家のエゴを感じず、今見ての清清しく、木造建築を思わせヒューマンなスケールと上品さと品格を感じる
    第一期工事は私が20代だったから・・・もう40年前後も前・・・槙さんは昭和3年生まれで今年82才だから、42才前後の作品になる
    ・・・スゴイと思う
    渋谷駅からサンザン道に迷い
    帰りは交番前の交差点から斜めに下がって渋谷駅に抜けての散歩だった
    途中、鈴木エドワードさんの作品も見られ
    懐かしさで一杯の半日だった
    また来たいと思う
    槙事務所はこのヒルサイドテラスの一角にあるそうだ
    尊敬する槙先生が82才で元気なのがとても嬉しい
    私の最初の勤務先の平子勝先生は(東大時代に)槙さんと同期だったが、二人に同質な物を感じる

    (さらに…)

    2011年3月10日 (木) 1:38

田村プロフィール

■経歴 ・昭和47年
名古屋大学建築学科卒業後、恩師の平子勝設計に勤務
・昭和52年
恩師死去による勤務先閉鎖により、個人事務所として独立する。
・平成2年
法人化。バブルの崩壊をいち早く察知し試行錯誤の末、 業種をアミューズメント業界、
中でもパチンコ業に特化し、今日に至る
・平成6年
東京支所開設
・平成7年
ミラノにイタリア人3名雇い、デザインルーム開設
■趣味 出張先でおいしいものを探すこと
■好きな街 ・ミラノ
60才からはここに一年の半分は住みたい
・ニューヨーク
ここへも住みたい。元気になりそう
・名古屋
早足で歩いても人にぶつからない、ストレスの溜まらないイイ街だ
・常滑
恵まれた自然が生んだのか古くから多くの偉人が輩出している。
トヨタの大番頭の石田退三、ソニーの盛田、哲学者の谷川徹三、
東京電力の平岩外四、中野良子、ザ・ピーナツ、(タムラカズオ?)
そして 日本4大古窯の常滑焼き。
魚もおいしいイイ街です。ただ国際空港が出来るのが少し残念。
■特技 純粋に相手の立場に立てる。しかし熱すぎて少し嫌がられること多し
■苦手な事 IT、営業、カラオケ、パチンコ
■一言 すごい時代になったとつくづく思う。 自分の思い・メッセージを世界中、日本中に発信できるなんて夢のようです。 少しでも多くの方と出会い、ITの可能性を存分に試したいと思います。

設計観

建築設計の本質とは、建物と言うハードを通じて家庭の幸せや、 企業の繁栄といったソフトを創造する職業と思っている。そして一作ずつ愛情と情熱を込めて創る。 その思い入れが建物と言うハードに血を通わせることが出来ると信じている。 また日々力量を磨き、自分たちの作品が社会的価値や文化的価値へと 昇華していくことが出来たらとても幸せだと思う。

田村レポート